今日から高3の仏参が始まりました。学校長である燧土先生が、最初に平家物語の冒頭部分を挙げて「無常」について述べられ、創立140年を迎えるにあたり作成された「平安の願い 三つの大切」の冊子から、「じかんを大切にI(中学生向け)」の文章を読まれ、
これから大学の入試などの面接で「あなたの学校の建学の精神は?」と言われたら、一言「浄土真宗の精神です」と答えてほしいです。その日常の心得として、「ことばを大切に」「じかんを大切に」「いのちを大切に」と、この3つの大切を日常の心としているのだということを、頭にいれておいてください。
と、おっしゃいました。そして、
仏参で「南無阿弥陀仏」と念仏することは、阿弥陀さまのご本願を鏡として、自分を照らしみつめる大切な時間です。この仏参こそ建学の精神にふれる機会であり、このような機会を得ていくことで、私たちのものの見方や考え方に自然と変化が表れてくるのです。ここに相手の悲しみや痛みを、それを自分の悲しみや痛みとして感じることができる他人への思いやりの心が育まれていくのです。「南無阿弥陀仏」のお念仏を通して、仏さまのお慈悲を聞かせていただき、少しでも阿弥陀さまを悲しませない生き方を求めて日々を送りましょう。
と締めくくられました。
高3の仏参は昨年度までとは違い、回数も少ないので1回1回の仏参の時間を大切にしてほしいものです。今日のお話の内容は、生徒たちにもしっかりと伝わったことでしょう。