今日の仏参は、5組担任と自転車競技部の顧問をされている廣兼先生でした。
最初に水前寺京子さんの「三百六十五歩のマーチ」を紹介され、「人は一日でどれくらい進むことができるか」と問いかけられました。歩くと1mほど。陸上なら1歩は2mを超える。自転車競技用の自転車では、一回ペダルを踏む毎に6、7m走る。
「自転車競技部では怪我が付きものですが、頑張れば頑張るほどタイムを縮めることができ、自分が強くなることが実感できます。一生懸命頑張ってタイムを縮めていこうとすると、必死になればなるほどまわりが見えなくなり、事故に繋がってしまう。それだけ必死になっているという裏返しなのです。」
さらに廣兼先生は、
「ほんとにこの進路でいいのだろうか、そういった悩むこと苦しむことは、一生懸命考えている証拠です。いましんどいな、つらいなと思っているなら、自分自身の進路に対して真剣に向き合っているということです。」
「進む距離は一人ひとり違う。しんどい思いをしながらも一歩一歩進むことができれば、必ずみなさんは変わっていけるし、それは必ずいい方向に進めます。」
と、生徒たちに話されました。