今朝の仏参は、校長の燧土先生でした。高3に向けては今年度最後ということで、もう一度平安の建学の精神についてお話されました。
「平安の建学の精神は、浄土真宗の精神です。生きとしいけるものすべてを迷いから悟りへ転換させたいという、阿弥陀仏の誓願にほかなりません。」
私たちは煩悩にまみれながら、日々生活を送っています。そこで三毒の煩悩を挙げられ、人間は自分のものさし(自分中心)でものを考えている、それが私たち人間であるということを示されました。
三毒の煩悩とは、
貪欲(とんよく)・・・欲の心
瞋恚(しんに) ・・・怒りの心
愚痴(ぐち) ・・・妬みや嫉妬からわいてくる心
です。
「平安の仏参や宗教行事で、南無阿弥陀仏というお名号の前でみなさんが集ったときに、本当に自分はこれでいいのかな、自分のものざしでものを考えていないかなと自分をみつめるということが、まさに迷いから悟りへ転換させたいという阿弥陀仏の誓願につながっていくのです。そうした世界で日々私たちは過ごさせていただいていることを頭に入れておいてほしい。」
今日のお話の内容は、高3の生徒たちにとっては、建学の精神をもう一度考えさせられる仏参となりました。