本日の仏参は、7組担任の西垣先生でした。
先生はまず、『オレンジ色のペンギン』という絵本を朗読されました。生まれたときから、体の色がオレンジ色だったジェイムズは、猛吹雪のある日に自分の体が輝いて、寒さに凍える周囲を温め、仲間のペンギンたちから「君のおかげで助かった」と感謝されたのです。他のペンギンたちと違う色をしている理由がわからなかったジェイムズですが、オレンジ色という個性が発揮され、みんなの役に立てて良かったと誇らしく思うのでした。
このことから「自分らしさ」について考えようと話されました。私たちの「自分らしさ」は、好きなこと・得意なこと・大事なことの3つで満たされていて、それらは人によって違っていたり、同じ自分でも年齢によって変化したりするものですが、大事なのは「今の自分にしっくりくる生き方で生きること」だとおっしゃいました。
最後に、絵本の作者のメッセージを引用されていました。その中で印象的だったのは、「他の人と姿・性格・好み・得意なことが違う、それがあなた。その違いは個性であって、個性は優劣の区別ではない。あなたの存在には意味があるから、自分の個性をよく知って、受け入れ、大切にしよう」ということです。
私たちは日常の中で他者と比較してしまうものですが、本日の仏参を聞くと、自分にないものを羨んだり、自分を卑下したりするでもなく、ありのままの自分を受け入れることの大切さを考えさせられましたね。今一度、自分と向き合ってみてはいかがでしょうか。