3年生は本日で後期考査が終了しました。
3限目には3年生のみで、浄土真宗本願寺派布教使の高島幸博先生に講師をお願いして、成道会を行いました。
成道会は、釈尊が真実に目覚められたことをお祝いする行事です。
本日の仏参講師は学年部長で社会科の西村了慶先生でした。
ご専門が世界史の西村先生は、今年の3年生の標語である「想像力」を念頭に置いて次のように語られました。
ネアンデルタール人はヒトよりも脳の容積は大きく、力も強かったそうです。しかし生き残ったのは彼らよりも力の弱いヒトでした。この理由を、「力の強いネアンデルタール人は自らの力を過信していたけれど、力の弱いヒトは想像力をもってお互いの事を思いやりながら集団で力を合わせて行動したから」と説明する学者もおられます。また、「必ずしも力の強い者が勝つのではない。勝った者が強いのだ。」とベッケンバウアー選手も述べています。
これからも諸行無常の世の中を、想像力をもって生き抜いていきましょう。
本日の仏参講師は3組,11組の副担任で社会科の本吉恵理子先生でした。
高校生として授業を受けるのも残すところあと一週間とわずかとなりました。これまでの平安での3年間、あるいは6年間の学校生活を振り返り、「平安のいいところ」を書き出してみましょう。そしていつか将来、仏参ノートを開いて平安での日々を振り返り、その誇りをもって前に進んでいってほしいものです。
残りの平安での日々をしっかりと自律して過ごしましょう。
本日の仏参講師は12組担任で国語科の松田清吉郎先生でした。
松田先生はまず、「3年前、6年前の今頃の自分はどうだった?なぜ平安をめざしたの?」と問われ、龍谷大平安の入試前の自分の心境を振り返るよう示唆されました。今の世の中は、本当に「何が起こるか予測不可能」な状況です。不安感も大きくなるでしょう。しかしそのような中で、行動を起こすか行動しないかは自己責任に委ねられます。松田先生は「『やりなさい』とは言わないけれど、やってみたらどう?」と皆さんの背中を押されました。
あと少し、頑張りましょう!
本日1,2限目に3年生は秋の人権学習を行いました。平安最後の人権学習は、講演「いのちを考える教室」を聴講しました。今日のお話をもとに、家族や友人、自分のことなどに思いを馳せて、いのちの一行詩に表現しました。
本日、3年生プログレスコースは講堂に集合して、プログレスコース集会で一日を始めました。
明日は大半の生徒が龍谷大学付属校推薦入試を受験します。それに向けた心構えや注意事項についての内容でした。
ほどよく緊張感を持ち、真摯に臨みましょう。
本日の仏参の講師は、11組担任で英語科の古川博士先生でした。
古川先生は、今年度の東京大学入学式の式辞を紹介されました。
「あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、(中略)がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと...たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。」
平安で学んだことを、いかしていってください。
本日の仏参講師は、10組担任で数学科の角先生でした。
角先生はご自身の経験をもとにして、「世の中には、職業として昔からの自分の夢を実現させる人の方が少ないものです。大切なのは結果として夢を実現させたかどうか、ではなく夢を目指した過程、プロセスです。その時々を完全燃焼させて取り組んだかどうかです。」と語って下さいました。
「さあ、チャレンジしよう。やってみよう精神で!」