2014年度 センター試験 出陣式 2014/01/17 13:00~ 於、第一会議室
校長より激励
元旦開けの1月2日からセンター試験直前演習が始まりました。その際、『克己心』というたいへん力強い草川教頭の書が、前に掲げられました。
この言葉の意味をみなさんはよくご存じだと思いますが、『法句経』に「戦いで百万の敵に 勝つひとよりも ひとりの自己に 克つひとが まことに最上の 勝利者よ」と記されています。
【訳】ダンマパダ(法句経)
戦場において百万人に勝つよりも、唯だ一つの自己に克つ者こそ、じつに最上の勝利者である。
この『克己心』の原点とは、自分の力はまだまだ不十分だという自覚ですが、世の中で成功している人は、必ずと言っていいほど強い『克己心」を持っています。それは『克己心』の内側にあるものが「自分を高めたい。弱い自分に打ち克ちたい」という熱意だからです。どうぞ、自分の内なる「不安」や「焦り」に打ち勝って、やるだけのことはやったという自信を持ってセンター試験に挑んでください。
クラブ活動で言うと、センター試験は、予選のない全国大会にあたります。ただし、敵というか対戦相手はいません。実は、それは自分の内に「不安」とか「焦り」という形で存在するのです。この「不安」や「焦り」は、君たちの考える力を邪魔します。そして、本当の実力を発揮させてくれません。
どうぞ、やるだけのことはやったという自信を持って、特に、難しい問題に直面した時ほど、その不安に負けないこと、沈み込んだり、落ち込んだりしないことが大切です。
自信を持って、自分自身に打ち勝って、今までの努力を最大限に発揮してください。
みなさんの健闘を心から念じております。頑張ってください。