校長挨拶
春のお彼岸を目前に、少し開花の遅れていた校庭の紅梅も、見事に満開を迎えています。本当に暖かくなり、正に球春目の前というところであります。
本日、本校硬式野球部の第86回選抜高等学校野球大会出場の壮行会を挙行いたしましたところ、浄土真宗本願寺派総務 園城義孝 様をはじめ総局のみなさま、毎日新聞社京都支局長 小笠原敦子 様、京都府高等学校野球連盟会長 吉田眞人 様、龍谷大学学長 赤松徹真 様、本校硬式野球部OB会長 山本康裕 様ほか、多数のご来賓のご臨席を賜り衷心より御礼を申し上げます。
また、ご本山阿弥陀堂で壮行会を挙行させていただくにあたり、本山の職員のみなさまには、たいへんご尽力をいただき心より感謝申し上げます。ご出席いただきましたみなさま方におかれましては、平日のお忙しい中、激励に駆けつけていただきまして誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。本学園不二川公勝理事長も、きっと、お浄土で喜びの満面の笑みを浮かべていることでしょう。ご承知の通り、平成26年2月5日(水) 理事長は往生の素懐を遂げましたが、本当に理事長は野球が大好きで、甲子園をいつも楽しみにしていました。今日、こうして硬式野球部が昨年に引き続き2年連続38回目の甲子園出場を決めてくれました。本当に心から嬉しく思っております。また、この選抜大会は、夏の選手権大会出場の32回と合わせて、春夏通算70回目となる本校にとりましても、節目の甲子園となります。
平安は、夏の選手権は3度の全国優勝を果たしておりますが、春の選抜大会ではベスト4が最高の成績です。今年は、監督の口から初めて「日本一」という言葉が、選手に発せられました。是非とも決勝の舞台で「むらさきにおう雲のかなた……」校歌を聴きたいと思います。ご声援の程宜しくお願い申し上げます。
最後に、東日本大震災から今年で丸3年が経過いたしましたが、今なお避難生活を余儀なくされている方々がたくさんおられます。また、悲しい事件なども絶え間なくニュースで報道されているのも現実です。月並みかもしれませんが、今、こうして今日のこの日が迎えられたことを、心から「ありがたい」と感謝し、みんなに支えられてはじめて自分がここにあるのだということを忘れることなく、甲子園では頂点まで駆け上がってくれることを、心から期待いたしまして、私の挨拶といたします。
本日は本当にありがとうございます。