校長挨拶
暦の上では二十四節気の一つ、草の葉に白い露が結ぶという意味の白露を迎えました。まだまだ残暑の厳しい日が続いています。いよいよ秋の風物詩であります「学園祭」がやってきました。
9月7日・8日に高校体育祭と10日・11日には中学・高校合同の文化祭が開催されます。中学は「中3研修旅行」「中2・1夏季勉強合宿」で体験したこと、学んだ内容を展示発表してくれます。高校は、体育祭では高3が「演舞」を披露してくれ、文化祭では「模擬店」を出店し、「高2演劇コンクール」「高1合唱コンクール」が実施されます。
本校は昨年創立140周年を迎え、その140年の歴史と伝統を心のよりどころとして、これまで以上に「建学の精神」である「浄土真宗の精神」を、広く深く伝え、無理やり押しつけるのではなく、水が自然に染みこむようにゆっくり養い育てたいとの思いで『建学の精神の伝播(でんぱ)と醸成(じょうせい)』をスローガンに新たな歩みを始めました。
今年の学園祭のテーマは「ええやん、平安~Spread Our ええとこ~」であります。spreadは「開く、広げる、伸ばす」ですから、まさに、広々とした学舎(まなびや)でゆったりと手足を伸ばして、クラスや仲間で協力することを忘れず、心地よい開放感の中で達成感の感じられる体育祭・文化祭になることを心より願っております。