1月30日(木)、午後2時から、本校講堂にて京都府私立中学校高等学校仏教青年会連盟の『涅槃会の集い』を開催させていただきました。この集いには、本校を含む12校の加盟校の生徒の皆さんに参加していただきました。
式次第は、次のとおりです。
開式の言葉
1 行事要文 ・・・ 当番校代表生徒
2 献灯 献華 ・・・ 当番校代表生徒
3「敬礼文」 「三帰依」 ・・・ 導師焼香
4「さんだんのうた」 ・・・ 校長 焼香
5「念仏」
6「涅槃会の歌」・・・ 加盟各校代表生徒 焼香
7「仏教青年会会歌」
8 校長挨拶、講師紹介
9 記念法話・・・ 三浦明利 先生
10「恩徳讃」
11 合掌・礼拝
閉式の言葉
≪ 涅槃会によせて ≫
涅槃会とは、80歳でこの世を去られたお釈迦さまを偲び、またお釈迦さまの説かれた教えに耳を傾ける行事です。
お釈迦さまは、35歳のとき悟りを開き、亡くなるまでの45年間、インド各地を巡り多くの人々に教えを説かれました。お釈迦さまは80歳のとき、生まれ故郷であるカピラヴァットゥに向けて最後の旅に出たといわれています。その旅路の途中、クシナガラでお釈迦さまはお亡くなりになりました。クシナガラに到着する前に訪れたパーヴァーという村でチュンダから差し出された食べ物にあたったことが原因だと考えられています。
お釈迦さまは体調を崩されながらも旅を続け、クシナガラに到着しました。そこで、沙羅双樹の間に頭を北にして横になりました。「世は無常であり、会う者は必ず別れねばならぬのがこの世の定めである。怠ることなく精進せよ。」という言葉が最後の教えとなりました。入滅は2月15日であったと伝えられています。
私たちは時として「変わらないもの」を望みますが、そう思っている私自身も変わっていきます。すべては移り変わることが「真実」であると釈尊は教えます。あの頃に戻りたいと思っても当然の事ながら戻ることは出来ません。今日という一日もまさに最初で最後になります。「無常」という教えから、今日という一日を一生懸命生き抜くことの大切さを改めて考えさせられるように思います。
記念のご法話は、浄土真宗本願寺派の龍王山光明寺のご住職、三浦明利 様からいただきました。先生は、2011年に龍谷大学大学院を修了し、同年、CD「ありがとう-私を包むすべてに」でシンガーソングライターとしメジャーデビューされ、本願寺仏教音楽・儀礼研究所研究生を経て、仏教の心を盛り込んだ作詞、作曲、演奏活動に取り組んでおられます。シンガーソングライターの生き様が、新しい女性の生き方として注目され、新聞やテレビ、ドキュメンタリー映画ででも取り上げられています。また、エッセイストとして執筆活動もおこない、『わたし、住職になりました』(アスペクト刊)も出版されています。
※ 次のURLもご参照ください
https://columbia.jp/artist-info/miuraakari/prof.html