龍谷大学付属平安高等学校・中学校の生徒の皆さん、遅くなりましたが、おはようございます。（現在30日午前11時25分）
お元気ですか？　体調に異常はありませんか？　体温を、朝夕、計っていますか？　私の今朝の体温は35.8度、先ずはひと安心です。

遅くなりました。今朝から学校法人とのオンライン会議に参加しておりました。コロナ禍の影響で世の中本当に変わってしまいました。学校の授業すらもオンラインで行う、というような時代です。この変化、個人的にはあまり感心していません、特に教育という現場においてはです。

駆け出しの教員時代、冬場に風邪を引いてもマスクは絶対に付けるな！、これが先輩教員からのアドバイスでした。生徒に教員の表情が見えない、教員が生徒の顔の表情を確認できない、そんなことで教育ができるか、と言うわけです。
確かに、激しい言葉で生徒を叱責しても、先生の表情は感情的ではなく、訴えかけるかのような真剣さに満ちた顔つきである。またその逆もあるわけで、優しい言葉をかけていても、先生の表情は怒りをあらわにしたもので、”先生、ホンマは怒ってはる！”と生徒はKYしたものです。このような、対面であるが故の人間的な触れあいが学校教育を成り立たせていたと、私は信じるのですが......。

本当は、学校休校の中、じっくりと腰を落ち着けて、ふだんは読破できないような長編小説に挑戦してみる。お父さんやお母さんが若い頃に読みあさっていた本が、箱に入れて押し入れに眠っているのなら、それを取り出して同じように読みあさってみる。こんな時間が過ごせたら、このピンチは千載一遇のチャンスにも転ずると思うのです。

『ソクラテスの弁明』私はお薦めします。

高校１年生の時に読みました。真剣に向き合えば中学生にでも読めると思います。
「人類の教師」「街頭の哲人」と呼ばれる大哲学者が、なぜ国法に違反したとして毒杯をあおらなければならなかったか？
ステイホーム週間、一度、この謎解きに挑戦してみれば!!
ディスプレイからは得られない含蓄が、活字の裏から読み取れますヨ！

写真は、今朝、私が乗車したJRの車内です。誰もいません！チョット無気味でしたが、いま望まれているのはこれですよね！

くれぐれもご縁あるすべての大切な方々の命を守る行動を！