1週間、ご無沙汰していました。私の体温は35.8-36.1度で推移していました。生徒の皆さんやご家族の皆さまはいかがでしょうか?朝夕2回の検温も「新しい生活様式」として習慣化しなけらばならない大切な行為です。学校では、始業時に学級担任の先生によって非接触型体温計での検温を継続していただいています。でも、これはあくまでも朝夕2回の自宅での検温の補完となるものです。以前にもこのブログで紹介しましたが、私の場合も自宅の体温計と学校のそれとではおよそ0.3度の誤差があります。やはり基本的には生徒の皆さんも自宅での検温の値が一番信用できる発熱指標となります。自らの命を守る大切な行為として”検温”を習慣化しましょう!
いま、次亜塩素酸水が大きな話題となっています。ポイントは「噴霧」です。スーパーマーケットやホームセンターで入店の際、全身に次亜塩素酸水をスプレーされたとか、エステなどでは加湿器にこの薬液をいれて常時噴霧しているとか、濃度にも問題がありますが、WHOの注意喚起を根拠に”噴霧禁止”が新聞にも取り上げられました。しかしながら、NITE(ナイト;独立行政法人製品評価基準基盤機構:経済産業省所管法人)のHPによると、「次亜塩素酸水の効果・効能は検証試験を実施中で、未だ結論は出ていない。」としています。また「今までのところ、新型コロナウイルスに対して一定の効果を示すデータもでていますが、2020/05/29現在、引き続き検証試験を実施する」としています。
本校では、次亜塩素酸水を生徒に対して”噴霧”することはしていません。生徒下校後の教員による教室の除菌・消毒及び体育実技等で使用する用具や器機の除菌・消毒に次亜塩素酸水又は次亜塩素酸ナトリウムを使用しますが、生徒が直接に吸引する可能性はありません。
ご安心とご理解をお願いいたします。
手指の除菌・消毒には石鹸と流水による手洗い(30秒前後)が効果的です。この点も生徒に強く注意喚起しています。それでもなお不安を覚える生徒には薬液による除菌・消毒の用意もしています。現在はこれに次亜塩素酸水を利用していますが、噴霧ではないので吸引の可能性はほとんどありません。品薄状態が続いていますが、入手でき次第、教室配置の薬液もアルコール消毒ジェルに切り替えてまいります。
WHOの疫学者マリア・バン・ケルコフ氏は、新型コロナウイルス感染症の拡大、特に南米での拡大を背景に「終息は程遠い」と述べています。
しかし、世上よく言われるように「止まない雨はなく、明けない夜はない」。確かに現状は終息への道は暗く、先行きは見通せないのですが、波状的な感染の先には必ず暁光が見られるはずです。マスク、手洗い・うがい、ソーシャルディスタンスという小さな努力を怠りなく積み重ねていきたいと思います。