例年ですと今日は祇園祭の宵々山の日です。四条通界隈には鉾や山が立ち並び、コンコンチキチンのお囃子も賑やかに、京都はお祭りムード一色に染まるのですが、本年は一部の神事を除き山鉾巡行・神輿渡御は中止となりました。新型コロナウイルス感染症の猛威、恐るべしです!
祇園祭のみならず、本年は中学生・高校生に取りましても非常に残念な年です。中体連・高体連の地方大会や全国大会はすべて中止、国民体育大会までもが年内延期となっています。3年生部員、入学以来の鍛練の成果発表の機会もなく、養成した技術や技能で進路開拓を志す選手だけでなく、中学・高校生活の集大成とも位置づけていた選手・部員にも目標喪失という大きな痛手を負わせました。
こうした中、7月11日(土)から京都府高野連は、京都府内の4球場で「令和2年度夏季京都府高等学校野球ブロック大会」を開催し、3年生部員の3年間の集大成となる晴れ舞台を用意しました。試合は無観客で行われ、控え部員や保護者以外は観戦できません。
龍谷平安硬式野球部は、12日(日)の太陽が丘球場での第二試合で京都市立京都工学院高校と対戦し、4-0のスコアで第一戦を勝ち上がりました。次試合は対洛星高校戦です。勝ち負けも気になりますが、3年生部員の”凜”とした悔いのない活躍が楽しみです。是非とものAブロック優勝を願わずにはいられません。
この度、ベースボールマガジン社から『龍谷大平安・原田英彦のセオリー』(田尻賢誉著/¥1,500-+税)が出版されました。これは言うまでもなく本校硬式野球部監督・原田英彦の組織づくりと人の育て方のセオリー70を紹介したものです。
選手の応援に行けない無聊を、この一冊を傍らに置いて、原田監督の采配に注目してみるのも一興かと思います。