1月28日(木)の月齢は14.9、満月でした。寒天に輝く満月、寒さも重なり思わず身震いするほどの妖しさです。その満月が、今日(29日)の明け方にも残り、通勤途上の車窓から比良の山並みにかかる絶景が眺められました。
今日1月29日は、センバツ甲子園大会の出場校発表の日でした。結果は、ご存じのとおり、龍谷平安は近畿の第2位補欠校で、京都府からは京都国際高等学校硬式野球部が選抜されました。
午後3時半頃から、数台のテレビカメラや報道記者の方々の前で緊張の待機。午後4時頃になって、電話連絡があるならそろそろかと思ったとき、×マークのサインを確認。報道席から”お疲れさん!”の声がかかり万事休す。可能な限りに冷静を装い、”ありがとうございました。夏に向けてまた頑張らせていただきます。”と挨拶させていただきました。
”行きたかったぁ~!”が本音です。前評判は天理高校が高いとは承知していましたが、一縷の望みを繋いでいました。
この1年、生徒の皆さんは本当によく我慢し続けています。一斉臨時休校、夏休み返上の授業、体育祭や修学旅行までもが中止され、今は楽しいはずの昼食も”黙食”を強いられ、クラブ活動も短縮形です。先生方も教室や関係施設の消毒に追われ、神経質すぎるぐらいの細心さで生徒の皆さんを指導、自らの感染不安も尋常なものではありません。
このような状況の中で、着実な春の足音を聞きたかったのですが、夏に必ずの”望み”を繋ぎます。硬式野球部の選手の皆さんは怠ることない精進を、秋季大会優勝の誇りを胸に秘めて積み重ねます!全校生徒の皆さんは、夏の炎天の下、あらん限りの声を絞って、飛沫を気にすることなく大応援をすることを楽しみにします。
満月は「望」とされ、「望月 モチヅキ」といわれます。
厳寒の天空にも「望」は輝いています!