今日、2月26日(金)午後1時から久方ぶりに高校3年生が一斉登校して、卒業証書授与式(卒業式)の予行を行いました。
本年度の卒業式は、コロナ禍、しかも本日現在では政府による緊急事態宣言下での挙行ということで、式場内は卒業生と教職員のみ、保護者の方々はクラスごとに別室でオンラインでのリモート視聴をしていただき、式自体も30分で終了するという異例の態勢をとることとしています。
この3年生登校日に合わせて、先日、一般財団法人京都府高等学校野球連盟の米川 勲 理事長様より伝達のありました「優秀選手賞」盾を硬式野球部 奥村 真大 選手に贈呈いたしました。
奥村選手につきましては、あらためて紹介するまでもありませんが、本校硬式野球部の四番・サードの名選手。卒業後は、関東方面の大学に進学し、高校では実現しなかったプロへの道を追い求めるということです。
好漢なお一層精進して、その夢の実現せんことをを念じます!
「梅」の卒業式、「桜」の入学式ともいいます。いま校門付近の枝垂れ梅が清楚にして可憐な花をつけています。
枝垂れ梅は、寒さの残る早春に咲き始めます。ということは、寒い冬の内から花芽を付けて、寒さに耐え忍んでいます。この様子から、「忍耐」という花言葉の意味が付いたといわれています。
卒業生の皆さんのこの一年は、将に忍耐の一年だったと思います。コロナ禍での臨時休校からはじまり、熱中症を心配しながらの夏休み返上の授業展開、インターハイや甲子園大会の予選段階からの大会中止。しかしながら、めげることなくくじけることなく本当に立派に龍谷平安の歴史を一歩前に進めてくれました。この「忍耐」は必ずや近い将来、遠い未来の「開花」につながると信じます。
週があけての月曜日がいよいよ卒業式です。異例の形ではありますが、卒業生皆さんとの龍谷平安での最後の一日を心待ちにしています!