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入学式を挙行! 2021年04月05日(月)16時19分

4月5日(月)、午前10時からは高等学校の、午後1時からは中学校の入学式を挙行いたしました。朝一番は曇天の肌寒さも感じるほどでしたが、高校入学式の開始頃には、花冷えを感じたとは言え青空が広がり、絶好の入学式日和になりました。

本年度入学生は、高校は497名、中学校は59名でした。新型コロナ感染症予防の観点上、会場の密集状態を回避できないところから、高校新入生保護者の皆さまには、式典ご参列をご遠慮させていただきオンラインでのリモート視聴をお願いいたしました。晴の入学式に大変残念なことではありましたがご賢察の上、ご海容いただきたく存じます。

中学、高校の新入生には、共通して、次の内容を式辞の中で申し述べました。

写真新入生の皆さん、本校へのご入学、本当におめでとう!
保護者の皆さま、ご子息ご息女のご入学、まことにおめでとうございます。心よりのお祝いを申し上げますとともに、教職員一同に成り代りまして皆様方への歓迎の意をお伝えさせていただきます。
申し上げるまでもなく、この龍谷大学付属平安高等学校・中学校は、創立以来145年目を迎える浄土真宗本願寺派の宗門校で、その建学の精神は、生きとし生けるもの全てを、迷いから悟りへと転換させたいという阿弥陀仏の誓願を旨とする「浄土真宗の精神」です。本校は、阿弥陀仏の願いに生かされ、真実の道を歩まれた親鸞聖人の生き方に学び、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間を育てます。
この建学の精神を校是とし、これを実現するための日常の心得として、
『ことばを大切に じかんを大切に いのちを大切に』という三つの「大切」を掲げ、これらを本校生徒の“心”とし“生き方”といたします。
「ことば」とは、南無阿弥陀仏の名号を唱えることによって、阿弥陀様から 必ず救いとるゾ と呼びかけられ、誰もが等しく仏に願われた存在であることに気づかされることで、したがって他人に投げかける言葉は 思いやりに満ちたもの であらねばなりません。
「じかん」は、諸行無常という言葉があるように絶えず変化し決して永遠のものではないということです。したがって 生きているこの今を大切にしてほしい という思いをこめています。
「いのち」は、阿弥陀様からいただいもの。だからこそ これ以上ないほどに大切にしてほしい と願っております。
写真さて、新入生の皆さんは、龍谷大学付属平安高等学校・中学校では、どのような学校生活を思い描かれているでしょうか。子供から大人へ、未成年から高校3年時に迎える成人へという、永い人生の中でも一番に起伏と変化にとんだ、かけがえのない時間となるはずです。
私たち教職員は、「魅力ある、奥行深い、幅広い授業」で皆さんを魅了したいと思っております。学ぶことの楽しさ、大切さを深く感じ取り、如何に自分が何も知らないかを自覚することによって、新たに何でも知りたいという探究心を持ち続けてください。本校校歌の締めくくりにも「おおはげめよ、はげめよ、われら学の徒」とあります。
1日、1時間、一瞬でも早く皆さんが栄えある龍谷平安の一員になることを楽しみにしています。

お釈迦様の最期のお言葉といわれることを紹介して、贈る言葉といたします。

- 時は移ろいゆく、怠ることなく精進しなさい! -