緊張の連続した夏休みが終わり、ただいまは、緊急事態宣言発令下で夏休み明けの授業を短縮授業・クラブ活動自粛の形で展開しています。
本当に今夏は異常すぎるぐらい異常の日々が連続しました。デルタ株の猛威、破格の感染力を思い知らされました。そうした中での TOKYO 2020 オリンピック・パラリンピック。アスリートやパラアスリートの皆さんの史上まれにみる大活躍は一服の清涼剤ではありましたが、国を挙げてこの祭典を祝い、盛り上げ、感動するということには大いに水を差された感があります。with CORONA と一口では言いますが、この感染症との付き合いは並大抵ではありません。
本当に申し訳ありませんでしたが、前回のブログ掲載から一か月以上も間が空いてしまいました。気にはしておりましたが、心身ともに余裕がなかったのが実情です。ご海容ください。この夏の全国大会やコンテスト・コンクールの成果もお伝えしなければなりませんが、まずは「文化祭」からお伝えしていこうと思います。
生徒会の皆さんが創ってくれたテーマは ” restart ”(再起動)。昨年度の完全オンライン文化祭から、本年度は全校生徒参加の通常文化祭を復活して、145年間、平安が積み重ねてきた蓄積を一気に再起動して、新たな歴史と伝統を創出しようという意欲満々の野心的なテーマでした。しかしながら準備を本格的に進めようとした矢先に「緊急事態宣言発令」。学校としては、やむなく2年続きのオンライン方式を採用せざるを得ませんでした。ただ気になりましたのは、勉強合宿や研修旅行が延期となった中学生、そして、昨年に研修旅行が中止となり、在学中の思い出づくりが何もできていない高校3年生。せめて今年の文化祭ぐらいは何とかしてやりたいとの思いから、リスクの大きさは理解していましたが、短時間・限定的なハイブリット方式を採用するに至りました。個人企画を実演したある高校3年生の一言、「よかったァ~! これで平安での生活が完結した気がする!!」に救われた思いがしました。ライブ配信?した開会式での合唱部のコーラス、閉会式直前の吹奏楽部の圧巻の演奏は、本当に聴きごたえ、見ごたえのあるものでした。学年ごとに配信された各クラスの作成動画も、準備期間の短さを感じさせないハイレベルのものでした。本館3階ホワイエの書道部の展示、校門玄関の美術部・写真部・華道部などの展示も例年以上の成果です。圧巻は、玄関の大パネルに美術部が制作した『現代京都絵図』。本当に見事な大作でした。大宮通を通りかかられた皆さんが思わず足を止めて、食い入るように見つめたほどです。
with CORONA はもうたくさん! 一時一日も早くafter CORONA を満喫したいものです。