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物故者追悼法要を勤修! 2021年11月09日(火)17時29分

写真9日(火)午後2時40分から本願寺御影堂にて2021(令和3)年度校友関係物故者追悼法要を勤修させていただきました。

本年度物故者は、同窓生31名、在校生保護者3名、教職員関係者5名の合計39名の皆さま方です。

式次第は、次のとおりです。
一、開会の言葉
一、献灯・献華
一、真宗宗歌
一、讃仏偈<焼香>
一、追悼のうた<み仏に抱かれて>
一、校長挨拶
一、法話
一、恩徳讃
一、閉会の言葉

本年の法要は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ご本山のご指導もあり、例年参列する高校1年生は代表者のみで、時間も短縮する形でお勤めさせていただきました。
校長挨拶は、次のとおりです。

 秋冷、時に厳しい晩秋の季節を迎えております。新型コロナ感染症の再拡大の心配される昨今ではありますが、本日の本校物故者追悼法要に際しまして、ご本山の関係皆さま、並びにご遺族の皆さま方にお集まりをいただき、このように滞りなく勤修させていただきましたことを、厚く御礼申し上げます。
 本年度、学校関係者、ご同窓の方々及び教職員関係者のお身内が39名、ご往生の素懐を遂げられました。本日は、ご遺族の皆様方はじめ本校生徒代表の皆さんと共に、御仏の国におかえりになりました方々を追悼する法要を勤修させていただきました。
 ご遺族の皆様方にとりまして、最愛のご家族とお別れになりましたことは、この上もなくあきらめきれないお悲しみであるかと拝察いたします。仏教におきましては、これを『四苦八苦』のひとつに数え、「愛別離苦」とし、「会者定離」の言葉のとおり、出会ったからにはどんなに愛する人とも最後には必ず別れていかなければならないとしております。
 このご挨拶の冒頭で、物故者の方々を「ご往生の素懐を遂げられました」と申しましたが、これらの方々はどちらに往かれ、どちらにおかえりになりましたのでしょうか。それは、「お浄土」と呼ばれる「阿弥陀如来の国」なのであります。今は亡き方々は、仏様に救われてお浄土に往き、すでに仏様になっておられるのです。仏様となって私たちにはたらきかけ、慈悲の光を照らし続けてくださっているのです。私たちは亡き方々を案じて悲しんでいるのですが、実は亡き方々から「いつまでも悲しんでばかりいずに、しっかり生きていきなさいヨ!」と案じられているのです。
 慈光照護の下、私たちは自らの命を精一杯輝かせる努力をしなければなりません。これこそが御往生なさいました皆様方にお応えする私たちの生き方であり、在り方であると考えます。
 哀惜の念はひとしおであります。皆様と共に、在りし日の39名の方々のお姿を偲び、お念仏を申し上げて参りたいと存じます。
 本日のご参列、誠にありがとうございました。

謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族皆さま方のご自愛、ご健勝をお念じ申し上げます。