平成25年7月6日(土)学校法人平安学園平球会主催の龍谷大学付属平安高等学校硬式野球部激励会が午後6時からウェスティン都ホテル京都にて開催されました。硬式野球部員87名が平球会役員をはじめ保護者ら約150名から激励を受けました。
校長挨拶
暦の上では明日7月7日は、二十四節気のひとつ、小暑であります。いよいよ梅雨明けが近づいてきて、本格的な暑さが始まり、蝉の鳴き声も聞こえ始める頃となりました。平球会の皆さまにおかれましては、平素は学園ならびに野球部に対しご理解とご協力を賜りまして、衷心より御礼申し上げます。また、本日は、硬式野球部のために、このように盛大な激励会を催していただき、誠にありがとうございます。心より御礼申し上げます。原田監督を応援する会の皆さまにはひとかたならぬお世話になっており、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
さて、いよいよ、一週間後の13日、第95回全国高等学校野球選手権記念京都大会が開幕いたします。本校の硬式野球部は、昨年に引き続き3年連続33回目の夏の甲子園出場を目指し戦いに挑みます。そして、開会式では今年も昨年に引き続き、本校女子生徒が先導し、各校のプラカードを持って入場行進いたします。
私は、昨年、第94回大会の甲子園出場の壮行会で、龍谷大平安としての黄金時代を築くプロローグになってくれることを願っております、という挨拶をさせていただきました。
その通り、第94回大会の甲子園では、初戦は北北海道代表の旭川工業と対戦。9回2死二、三塁で有田の2点タイムリーで同点とし、延長11回に嶋田のライトオーバータイムリーでサヨナラ勝ちし、京都勢としては5年ぶりの夏の甲子園での勝利でした。続く山梨代表の東海大甲府との2回戦では、9安打を放ちましたが、相手投手の変化球に苦しみ、好機であと一本が出ず惜敗いたしました。とはいえ、甲子園球場に「むらさきにおう雲のかなた……」の校歌を全国に轟かせてくれました。そして、春にも、夏に引き続き2大会連続となる第85回の記念選抜大会にも37回目になる甲子園出場を果たしてくれました。正に、龍谷大平安としての黄金時代に入った証であります。
今年は3連覇がかかっています。実は3連覇は、昭和43年からの三年間のわが平安高校と昭和51年から三年間の京都商業高校(現京都学園)で、平成に入ってからは3連覇はどこもありません。是非とも、平成の3連覇の偉業を成し遂げて欲しいと思います。そして、平安の連続甲子園出場、昭和一桁の時代と昭和30年代に5連覇があります。これを目指し、また追い越して欲しいのです。プレッシャーと思われるかもしれませんが、それは2連覇しているからこそ、このような話ができるのです。こういったプレッシャーは、王者にはつきものです。今大会も78校が出場しますが、その77校が平安を倒せば甲子園、倒さなければ甲子園には行けないと、打倒平安で襲いかかってきます。それを、東の正横綱として、がっぷり四つに組み、一つ一つ投げ倒していかなければならないのです。ある面、甲子園で戦う以上に、この京都予選が、しんどいと思いますが、君たちなら大丈夫です。
どうか、自分を信じ、仲間を信じ、監督を信じ「こころ一つ」にして出陣してください。
最後に、月並みかもしれませんが、今、こうして戦いに挑めることを、心から「ありがたい」と感謝し、ご両親をはじめ、みんなに支えられてはじめて自分がここにあるのだということを忘れることなく、頂点まで駆け上がってくれることを期待いたしますとともに、皆さま方には、熱いご声援をいただきますよう心よりお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございます。