９日(火)午後２時40分から本願寺御影堂にて2021(令和３)年度校友関係物故者追悼法要を勤修させていただきました。

本年度物故者は、同窓生31名、在校生保護者３名、教職員関係者５名の合計39名の皆さま方です。

式次第は、次のとおりです。
一、開会の言葉
一、献灯・献華
一、真宗宗歌
一、讃仏偈＜焼香＞
一、追悼のうた＜み仏に抱かれて＞
一、校長挨拶
一、法話
一、恩徳讃
一、閉会の言葉

本年の法要は、新型コロナウイルス感染症の影響で、ご本山のご指導もあり、例年参列する高校１年生は代表者のみで、時間も短縮する形でお勤めさせていただきました。
校長挨拶は、次のとおりです。

　秋冷、時に厳しい晩秋の季節を迎えております。新型コロナ感染症の再拡大の心配される昨今ではありますが、本日の本校物故者追悼法要に際しまして、ご本山の関係皆さま、並びにご遺族の皆さま方にお集まりをいただき、このように滞りなく勤修させていただきましたことを、厚く御礼申し上げます。
　本年度、学校関係者、ご同窓の方々及び教職員関係者のお身内が39名、ご往生の素懐を遂げられました。本日は、ご遺族の皆様方はじめ本校生徒代表の皆さんと共に、御仏の国におかえりになりました方々を追悼する法要を勤修させていただきました。
　ご遺族の皆様方にとりまして、最愛のご家族とお別れになりましたことは、この上もなくあきらめきれないお悲しみであるかと拝察いたします。仏教におきましては、これを『四苦八苦』のひとつに数え、「愛別離苦」とし、「会者定離」の言葉のとおり、出会ったからにはどんなに愛する人とも最後には必ず別れていかなければならないとしております。
　このご挨拶の冒頭で、物故者の方々を「ご往生の素懐を遂げられました」と申しましたが、これらの方々はどちらに往かれ、どちらにおかえりになりましたのでしょうか。それは、「お浄土」と呼ばれる「阿弥陀如来の国」なのであります。今は亡き方々は、仏様に救われてお浄土に往き、すでに仏様になっておられるのです。仏様となって私たちにはたらきかけ、慈悲の光を照らし続けてくださっているのです。私たちは亡き方々を案じて悲しんでいるのですが、実は亡き方々から「いつまでも悲しんでばかりいずに、しっかり生きていきなさいヨ！」と案じられているのです。
　慈光照護の下、私たちは自らの命を精一杯輝かせる努力をしなければなりません。これこそが御往生なさいました皆様方にお応えする私たちの生き方であり、在り方であると考えます。
　哀惜の念はひとしおであります。皆様と共に、在りし日の39名の方々のお姿を偲び、お念仏を申し上げて参りたいと存じます。
　本日のご参列、誠にありがとうございました。

謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、ご遺族皆さま方のご自愛、ご健勝をお念じ申し上げます。

２日(火)午後４時から、京都市消防局下京消防署にお願いして教職員のAED講習会を開催いたしました。

コロナ禍の影響で２年ぶりの開催となります。

AEDは、心臓突然死の原因となる重症不整脈（心室細動、無脈性心室頻脈）を起こしている心臓に電気ショックを与えて、元の状態に回復させようとする医療機器で、AEDの音声メッセージに従うことで、一般の人でも簡単に操作できます。
電気ショックは時間との勝負！
発生してからできる限り早く行うことで効果が高まります。
（京都市消防局リーフレットより）

わずか１時間の講習会でしたが、先生方は真剣そのもの！　特に体育科の先生方や運動クラブ顧問の先生方は、これから寒さに向かう時期、あってはならないことですが、万が一の事態に備えてひときわ真剣そのものでした。

年明けの２月下旬には、３年生を除く中高全校生徒の心臓検査も予定しています。本年から、卒業予定者を除く全生徒の検査です。詳しくは、後日、ご案内することといたします。

京都市でのAED設置場所は＜京都市AEDマップ＞を検索してください。

28日(木)、早朝７時20分、京都駅を「ひかり531号」で付属中学生88名が九州長崎・熊本方面への研修旅行に出発いたしました。

２年ぶりの研修旅行です。残念ながら、長崎県五島列島小値賀島での民泊、平安中学の伝統的な取組でしたが、コロナ禍で受入体制が整わないということで断念しました。また、最近では訪問予定の阿蘇山が噴火し、こちらも変更かと思いましたが、火口見学は断念したものの安全に配慮して概ねは予定どおりに訪問できることとなりました。

学校行事としての研修・修学旅行、家族旅行が一般的となった現代ではその実施意義にいろいろと意見のあるところですが、同級生が集団で寝食を共にし、いろいろな事前学習の上で”修学”するということは時代を超えた楽しさと教育的意義があると確信します。

２年ぶりの研修・修学旅行となります。
理屈抜きで、安全で楽しさいっぱいの旅行であってほしいものです。

※　中学３年生の保護者の皆さまには Classroom にて、随時、生徒の皆さんの様子をお伝えいたします！

21日(木)、肌寒い日ではありましたが中学校の体育祭を開催いたしました。生徒の皆さんは熱中症の心配もなく、終日、思いっきり体を動かせたことと思います。

高校の体育祭とはまたひと味違う体育祭、中学生らしく元気はつらつ、練習や予選を十分に積み重ねた上での最終発表会という感じです。
中学体育祭も学年を縦割りにして白団（WANN PAKU KOZO）と黒団（BLACK KNIGHTS）の団別対抗で実施されます。午後の部最初には応援合戦も行われ、プログラム最終の種目は”団別対抗リレー”。白熱したレースが展開されました。
面白かった（？）のは”平安最速”と名付けられた種目です。事前の予選を勝ち上がった代表選手が、学年・男女別に６名選抜され、100メートルの直線コースでタイムを競い合うものです。今回最速は３年生男子の12秒05。あと２秒50ほどタイムを縮めると世界記録にも達するかという記録です。

コロナ禍の中での開催、マスクを着用しての応援とはなりましたが、本当に充実した体育祭でした。残念ながら保護者の皆さま方にはご観戦いただけませんでしたが、来年こそはコロナ禍から解放されて、秋の一大イベントとなることを願うばかりです。

生徒の皆さん、本当によくガンバリました！
この姿勢、意欲を日常の学習活動にも是非とも発揮してください!!

17日(日)、三部構成で中学入試、高校入試に向けての説明会を開催させていただきました。あわせて1,153名の小学生・中学生とその保護者の方々にご参加いただきました。本当にありがとうございました。

夜来の雨で影響を心配いたしましたが、午前の部の開始時期には陽も差し始めて、秋らしい一日となりました。秋冷を感じると受験シーズンも本番突入。受験生の皆さんにはやる気と不安が入り交じる時期ともなります。コロナ禍が落ち着くとインフルエンザも心配になってきます。何にしても健康が一番です。

11月に入りますと、６日(土)には本校のドラゴンテストが予定されています。中学入試プレテストです。多くの皆さんのお申し込みをお待ちしています。絶好の腕試しの機会です！

がんばれ、受験生！　そして、龍谷平安へ!!

14日(木)、高等学校の体育祭を開催いたしました。新型コロナウイルス感染症予防対策と新校舎建設によるグラウンドの一部の使用制限により、午前と午後の二部分散開催といたしました。残念でしたが、盛り上がりました!!

本校の体育祭は、伝統的に高校の全クラスを縦割りに４団に再編成して､団別対抗の形式を採用しています。玄武・朱雀・青龍・白虎の４団、午前中は朱雀・玄武２団の対抗戦、午後は青龍・白虎の対抗戦です。生徒の皆さんは分散登校で、入れ替えのある昼休みに高校３年生女子生徒の皆さんの「体育授業”ダンス”」の発表会も行いました。

当初の行事予定では、昨日13日(水)の開催でしたが、天候に不安があったため、確実な開催を目指して、本日に順延しました。幸いお天気には恵まれ、暑からず寒からず絶好の体育祭日和となりました。文化祭がオンライン開催であっただけに、分散開催とは言え、大いに盛り上がり、生徒の皆さんの大きな気分転換にもなったことかと思います。

午前、午後、それぞれの種目の締めくくりは「団別対抗リレー」。本当に盛り上がりますネ！　団の代表選手のリレーとはいえ、そのスピードたるや･･････、ものすごいものです！

工夫に工夫を凝らした体育祭でした。生徒会執行部の皆さんはじめ特活指導係の先生方には本当にお世話になりました。オール平安の情熱と伝統のなせる技と感心しきりです。
本当にお世話になりました。

来週は、付属中学校体育祭です。がんばれ！ 龍谷平安の中学生!!

本校は、前期・後期の二期制を採用していますので、本年は10月１日(金)が前期最終の授業日となります。長期にわたった新型コロナウイルス感染症拡大防止のまん延防止等重点措置や緊急事態宣言もこの日から完全解除されるとのことです。後期は､学校生活が本来の日常を取り戻すことを願わずにはいられません。宣言解除とは言え、引き続いて感染症拡大防止には一層の注意を払って参りますので、ご家庭でのご指導もよろしくお願い申し上げます。

前期を振り返ってみますと、短縮授業やクラブ活動の制限が続き、生徒の皆さんには本当に不本意な毎日であったかと思います。楽しみの高校校外学習や中学体験学習合宿も中止となり、文化祭もオンライン開催、中学生に至っては３年生研修旅行も延期（10月28日から３泊４日で実施します）となりました。そうした中でも昨年は中止となった全国高等学校総合体育大会(インターハイ)や全国高等学校総合文化祭が開催されたのが、唯一と言ってもいいほどの救いでした。

厳しい状況の中とは言え、今夏も龍谷平安は全国をステージに大きく輝きました。全国大会に出場を果たしたクラブは、次のとおりです
□　全国高等学校総合文化祭和歌山大会
・・・将棋部
・・・写真部
□　全国高等学校総合体育大会北陸大会
・・・陸上部
・・・卓球部
・・・フェンシング部
□　全国高等学校ダンスドリル選手権大会
・・・高校チアダンス部
□　第11回全国中学校ダンスドリル選手権大会
・・・中学チアダンス部

これら大会での顕著な成果は、次のとおりです。

■　全国高等学校総合体育大会フェンシング競技
・・・男子団体の部　第３位
・・・男子個人の部フルーレ　飯村一輝　優勝
・・・女子個人の部フルーレ　飯村彩乃　第３位

■　全国高等学校ダンスドリル選手権大会
・・・団体総合　第２位　朝日新聞社賞
■　第11回全国中学校ダンスドリル選手権大会
・・・SONG/POM部門Medium編成　第２位
・・・団体総合　第２位

困難な練習環境の中、本当によく頑張ってくれました！
輝かしい龍谷平安の夏でした!!

９月18日(土)、中学入試に向けて203組、高校入試に向けて600組のお申し込みをいただいてオープンキャンパスを実施させていただきました。

台風14号[チャンスー]の紀伊半島上陸当日の開催です。前日は本当に迷いに迷いました。ただでさえ緊急事態宣言発出中の開催です。参加者を登録制にさせていただき、人数制限をお願いした上での開催とは言え、一定感染リスクがあります。その上、警報発令下の開催ともなると、参加者皆さまの安全確保が二重三重のこととなります。一層、中止かとは思いましたが、当日早朝の最終決定として、開催に踏み切らせていただきました。幸いにも、早朝わずかに雨が残ったとは言え、お昼前後には太陽も差し込むお天気で、無事に1,600名を越える皆さまをお迎えできました。本当にありがとうございました。感謝以外何の言葉もありません。

ご来校いただいた小学生、中学生の皆さんは、入試についての説明会や体験授業、さらには個別相談会と盛りだくさんの企画に本当に積極的ご参加いただきました。
心より本日ご参加の小学生、中学生の皆さんを、来年４月には本校にお迎えしたいと思っています。

ガンバレ 受験生！　そして 龍谷平安へ！

緊張の連続した夏休みが終わり、ただいまは、緊急事態宣言発令下で夏休み明けの授業を短縮授業・クラブ活動自粛の形で展開しています。
本当に今夏は異常すぎるぐらい異常の日々が連続しました。デルタ株の猛威、破格の感染力を思い知らされました。そうした中での TOKYO 2020 オリンピック・パラリンピック。アスリートやパラアスリートの皆さんの史上まれにみる大活躍は一服の清涼剤ではありましたが、国を挙げてこの祭典を祝い、盛り上げ、感動するということには大いに水を差された感があります。with CORONA と一口では言いますが、この感染症との付き合いは並大抵ではありません。

本当に申し訳ありませんでしたが、前回のブログ掲載から一か月以上も間が空いてしまいました。気にはしておりましたが、心身ともに余裕がなかったのが実情です。ご海容ください。この夏の全国大会やコンテスト・コンクールの成果もお伝えしなければなりませんが、まずは「文化祭」からお伝えしていこうと思います。

生徒会の皆さんが創ってくれたテーマは ” restart ”（再起動）。昨年度の完全オンライン文化祭から、本年度は全校生徒参加の通常文化祭を復活して、145年間、平安が積み重ねてきた蓄積を一気に再起動して、新たな歴史と伝統を創出しようという意欲満々の野心的なテーマでした。しかしながら準備を本格的に進めようとした矢先に「緊急事態宣言発令」。学校としては、やむなく２年続きのオンライン方式を採用せざるを得ませんでした。ただ気になりましたのは、勉強合宿や研修旅行が延期となった中学生、そして、昨年に研修旅行が中止となり、在学中の思い出づくりが何もできていない高校３年生。せめて今年の文化祭ぐらいは何とかしてやりたいとの思いから、リスクの大きさは理解していましたが、短時間・限定的なハイブリット方式を採用するに至りました。個人企画を実演したある高校３年生の一言、「よかったァ～！　これで平安での生活が完結した気がする!!」に救われた思いがしました。ライブ配信？した開会式での合唱部のコーラス、閉会式直前の吹奏楽部の圧巻の演奏は、本当に聴きごたえ、見ごたえのあるものでした。学年ごとに配信された各クラスの作成動画も、準備期間の短さを感じさせないハイレベルのものでした。本館３階ホワイエの書道部の展示、校門玄関の美術部・写真部・華道部などの展示も例年以上の成果です。圧巻は、玄関の大パネルに美術部が制作した『現代京都絵図』。本当に見事な大作でした。大宮通を通りかかられた皆さんが思わず足を止めて、食い入るように見つめたほどです。

with CORONA はもうたくさん！　一時一日も早くafter CORONA を満喫したいものです。

８月に入ったこの一週間、高校３年生特進コースの生徒たちが「学習マラソン」を展開しています。
特進コース３年生は、先週にドラゴンゼミ(進学補習講座)夏期集中講座を終え、今週月曜日から夏休みに入っていますが、引き続いて「学習マラソン」という進学向け自学自習講座に参加しています。早朝より夕方までのひたすら、ひたすらの自学自習です。
教室正面には、山脇副校長揮毫の『念じて 入魂』の大書が掲出されています。これは、昨年度の大学入試共通テストの直前激励壮行会で受験生の精神鼓舞のために揮毫、掲出されたものです。
３年生は、およそ５ヶ月後に迫った本番入試を目指して”精神一到”、勉学に励んでいます。

ガンバレ受験生！　頑張れ 龍谷平安!!