HEIAN BLOG 校長 BLOG

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防災避難訓練 2018年05月12日(土)15時48分

5月8日(火)午前11時30分から、花祭り閉式後に京都市内を震源地とする地震発生を想定した避難訓練を下京消防署のご指導の下に実施いたしました。
全校生徒の教室からグランドへの非難に要した時間は7分40秒。消防署の方のアドバイスは、やはり”時間のかかりすぎ!”でした。特に階段付近での”渋滞”が問題で、交通渋滞の発生原因を例に挙げて、「一定の歩行速度を保って、前の人との間隔を空けることなく、迅速かつ整然と避難するように!」とのことでした。
校長訓話では、次のようなことをお話しました。

『京都の陸域に発生した最古の地震の記録は西暦827年のもので、それ以来、最近に記録あるものは1830年の京都大地震です。この間、約1,000年間で10回の地震(マグニチュード6-7クラスのもの)に京都は被災していますが、1830年以降は京都市域を震源地とする大地震は発生していません。幸いにもおよそ190年にわたって京都市は大地震の被災を免れている(阪神淡路大地震での被災はあったとしても・・・・)ことから”京都には地震はない!”という根拠のない俗説があるようです。歴史記録から見ると190年の長きにわたって京都が地震の被災を免れているのは例外中の例外で、歴史法則からすると今この瞬間にも大地震が発生してもなんらの不思議はありません。
 万が一京都に大地震が発生したとき、皆さんの最大の使命は”生き残り、生き抜くこと”で、被災後の”京都の復旧、復興に持てる力のすべてを尽くしきること”です。
 どうかこのような気持ちで毎日を過ごしてくれれば、次回の避難訓練はずいぶんと様変わりなものになるはずです。お互いに自戒しましょう!』

花祭り 2018年05月08日(火)17時25分

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5月8日(火)、お釈迦様のご誕生をお祝いする「花祭り」を挙行いたしました。本来であれば「花祭り」は、お釈迦様の誕生日とされる4月8日に行うべきですが、本校が5月に行うのは、4月は入学式などの学校行事と重なるためであるとご承知ください。
式次第は、次のとおりです。

1.行事要文
2.献灯・献華
3.「敬礼文」・「三帰依」- 導師焼香
4.「さんだんのうた」- 校長・生徒代表の焼香・潅仏
5.「念仏」
6.「花祭りの歌」
7.法話 - 山下 瑞円 様(浄土真宗本願寺派布教使) 
8.「恩徳讃」
9.合掌・礼拝

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 法話をお勤めいただいた山下瑞円先生は、岡山在住で本校の卒業生でもあります。自らの在学中は軟式野球部に所属されていたそうです。京都に下宿しての寂しさや卒業時の進路決定に悩まれたことなどを紹介されて、ご両親や友だち、恩師となる先生方の支えでそれらを克服された経験談をお話いただき、ちょうど一ヶ月前に入学した生徒達にこの平安のすばらしさを情熱的にお話くださいました。

高校フェンシング部全国優勝祝賀会 2018年05月02日(水)17時57分

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 4月28日(土)、学校最寄のリーガーロイヤルホテルにて、第42回全国高等学校選抜フェンシング大会男子フルーレ優勝祝賀会が開催されました。
 見事全国優勝を果たした男子選手5名の快挙を讃え、6年ぶり3回目の偉業を祝賀する会です。また、この快挙を顧問の立場から指導された竹内智一先生、石代吉史先生のご労苦に感謝する会でもあります。
 会場には、中高のフェンシング部員とその保護者の皆さま、浅田謙二様をはじめとするフェンシング部OBの皆さまや本校有志教職員が100名以上も参加し、選手たちの偉業にふさわしい盛大なそして心のこもった祝賀会となりました。
 夏のインターハイが近づいています。予選もまもなく始まります。先ずは京都府代表の地位をしっかり掴み取って、春夏連覇、更なる偉業・快挙を目指して選手の皆さんの一層の精励努力を念じます。

 自今、サァー今から怠りなく努めましょう!

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高校1年生保護者進路ガイダンス 2018年05月01日(火)09時06分

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 4月28日(土)午後2時から、高校1年生保護者様対象の進路ガイダンスが開催されました。
 この学年の生徒の皆さんから大学入試センター試験が「新大学入試」に変更されるとあって、それへの不安と関心からか本当に大勢の保護者の皆さま方が出席されました。
 全体会では進路部から新大学入試を解説するDVDが上映され、今現在わかっている最新情報が紹介されました。
 続いてのコース別説明会では、中高一貫コースと高校選抜特進コースの保護者の方々に、校長の私から、本年度からその一部に変更が加えられた”ドラゴンゼミ”(週に3回実施される進学保障のための放課後90分講座)の説明や新大学入試への過度の不安感を一掃するためのお話をさせていただきました。
 本校の一週あたりの正課学習時間は1,700分、さらにドラゴンゼミの学習時間270分を加えると1,970分に及ぶ膨大な学習時間になります。これは、おそらく全国の高等学校の中でも最長時間と言っても過言ではなく、所謂京都の公立御三家のそれをはるかに上回るものです。生徒達へ本校が提供する学習時間には量的に何等のご心配をいただく必要はありません。これに加えて自学自習としての家庭学習時間(2年生前期までは学年<高1は通産10年生>×10分~15分=100分~150分)が加われば、新大学入試への対応も全く心配無用です。
 新たな高校での生活が始まり、ご家庭におかれましてもご不安なお気持ちが一杯だろうとお察しいたします。私たちは「奥行き深い幅のある授業で生徒達を魅了する!」と決意して日々研鑽を積んでおります。ご不審、ご不満な点につきましては、是非ともそのお声を学校までお届けいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
HEIAN, transforming toward the future!

平安ボールパーク探訪! 2018年04月27日(金)10時18分

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4月25日(水)午後に念願であった平安ボールパークを探訪、見学させていただきました。
びっくり、ビックリの連続!!!!!!!!!
とても一高校の施設と思えない、どこかのプロ球団の球場かと思えるほどの立派さでした。
硬式野球部関係者、同窓生の皆さん、All平安の思いと願いと意気込みの結晶であると感じました。

近づく夏が "平安の夏" であることを願うばかりです。

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衣笠 祥雄 氏 ご逝去を悼みます 2018年04月25日(水)07時49分

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報道のとおり、偉大なご卒業生の 衣笠 祥雄 氏が逝去されました。享年71歳とのことです。
 ご生前、本校野球部原田英彦監督の「どうすればチームを強くできるのか?」という問いに対して、衣笠氏は「失敗、反省、研究」を繰り返すことが大切とをお答えになったそうです。『鉄人』と呼ばれ希世の偉業を成し遂げた大選手の最初の一言が「失敗」であるとは本当に驚くばかりです。
 本校生徒であった日々、登下校のたびにご本尊にむかい「校門一礼」を繰り返しておられたことを思い起こしますと、万感胸に迫る思いがいたします。
 謹んで衷心よりの哀悼の誠を捧げます。

* 写真は衣笠氏より本校に寄贈された2,215試合連続出場記念のボールです。

私立中学フェア 2018年04月23日(月)12時50分

 4月22日(日)午前10時から午後4時までJR京都駅前のメルパルク京都で京都府私立中学高校連合会主催の「私立中学フェア」が開催されました。開始時から会場は大盛況で、午前10時過ぎには会場1階エレベータへの行列がメルパルクからはみ出て、京都駅構内にも延び出るほどでした。主催者発表によりますと、総入場者数(親子を1組と計算しますので総入場組という表現のほうが適切かもしれません)は昨年よりも100組以上も多い1,400組を上回るということでした。
 本校の説明ブースも大々盛況で、担当の入試広報の教職員は昼食をとる時間にも困るほどで、ミニ説明会場も開催した二回とも立見の方が出るほどでした(一回目98名、二回目85名のご参加をいただきました)。ご来場の皆様には、待ち時間の長さやミニ説明会の立見など、ずいぶんとご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。本校ブースへお越しいただきました方々は、合計88組の皆さんで昨年比17組の増加ということでした。本校へのご関心の高さには身がひきしまる思いがいたします。ご来場、本当にありがとうございました。
 龍谷大学付属平安中学校のオープンキャンパスは7月1日(日)です。午後1時30分開始となっておりますので、是非ともご来場いただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
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高校2年生保護者進路ガイダンス 2018年04月21日(土)16時19分

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4月21日(土)午後2時から高校2年生保護者進路ガイダンスを開催いたしました。
ガイダンス冒頭全体会で、校長として自己紹介ならびに学校の中堅学年としての2年生の保護者の方々に次のようなお話をさせていただきました。

2年生は、過去の私の経験からしても非常に難しい学年です。「2」という数字こそが学校生活上は恐怖の数字といわれるほどで、成績上の実力を示す評価・評定では最悪最低のものです。また、統計上、高校中退率が一番高いのが2年生の2学期といわれるほどで、これほどに「2」は恐怖の数字なのです。もちろん学校では全力を挙げて生徒指導に当たりますので、ご家庭におきましても万全のご注力をお願いいたします。
過日、始業式で次のようなお話を2年生の皆さんにいたしました。
2年生は学校の中堅学年、そしていよいよ後期ともなりますと3年生に取って代って学校の主導学年ともなります。前期が終了すると皆さんは高校生活の折返し点を迎えることとなり、それまでは人生で一回きりしかない高校生活をいかに充実させるかを1年生のとき以上にしっかりと考え、文武の活動に励みましょう。しかし、後期に入ると、卒業後の進路を念頭において、しっかりとした「受験生」になりましょう。というのは、再来年3月1日の卒業式の翌日からの進路は何も保証されていないのですから。主体的な自宅学習時間も前期中は学年(高2は通算11年生)×10~15分=1時間45分~2時間45分位でよいとしても、後期からの受験生としては学年×20分=3時間40分以上の学習量が必要になりますヨ!高校2年生という学年はこの切り替えが必要な学年なのです。受験日というゴールは、”その日”がすでに決定されています。スタートは早ければ早いほど余裕を持ってゴールを乗り越えることができます。スタートに失敗すると、ゴール日までにそこまで到達することができません。高2の冬、ある意味では人生の岐路のひとつです。
学校も全校の教職員挙げて指導と援助に全力を尽くします。
保護者の皆様も、この学年の後期からは「受験生の父」「受験生の母」としてのご覚悟をよろしくお願い申し上げます。

マイクロバス寄贈式 2018年04月21日(土)15時09分

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4月20日(金)午後1時からマイクロバス寄贈式が開催されました。
これは、学校所有のマイクロバス1台が更新期を迎えたとのことで、本校卒業生でもある 本田 欣也 様が、三菱FUSO製のマイクロバス1台(29人乗り)を寄贈していただいたことによるものです。
本校からは「感謝状」をお贈りし、教職員・生徒の皆さんを代表して校長から謝辞を申し述べさせていただきました。
今後は野球部をはじめとするクラブ活動や広く学校行事全般に活用させていただきたく思います。
本田欣也 様(左から4人目)、本当にありがとうございました。
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4月御命日法要 2018年04月19日(木)10時12分

4月16日(月)午後4時から本校礼拝堂において御命日法要が営まれました。私にははじめての経験でしたが、本当に大勢の先生方がお参りになりました。
申し上げるまでもなく御命日法要は、親鸞聖人のご命日に営まれるもので、聖人の御命日1月16日(旧暦11月28日)により、龍谷平安では毎月16日前後に法要を勤修させていただいております。
御法話は、副校長 燧土勝徳 先生で、そのお話しになった内容の一部を、お許しをいただいて紹介させていただきます。

□ よく、私たち真宗では、なぜお祈りしないのか?と尋ねられますが、平安では、「お祈り」という言葉は基本的に使いません。それは、浄土真宗は「祈りなき宗教」だからです。私の方から祈って救われるのではなく、阿弥陀さまの方から「悩み苦しむあらゆる人々を救いたい」と願われ、そのおはたらきによって、私が救われていくところに、浄土真宗の真髄があります。
 自分の生き方や考え方について、常に「これでいいのかな」と自分を省み自分を見つめることを繰り返すのが本来の仏教です。「病気が治りますように」とか「試験に合格しますように」と、自分の欲望を仏さまに押しつけるような行為は、仏教の因果の道理からもありえないことです。ですから、浄土真宗は自分勝手な祈りを説かないのです。

□ あるお寺の幼稚園児が、「ぼくの家は給食費を払っているから、いただきますなんて手を合わせなくてもいいんだ」と言って、幼稚園の先生を困らせたそうです。
 園長である住職さんは、「この子のお母さんは大学を出ていますが、最近は大学までにこんなことさえも学ばないんですね。よくよく考えたら、実は私たち一銭も払っていないんです。確かにお金を払ってますが、それはお米やお魚、お肉を扱う人間の手間賃と経費です。私たちは、豚さんたちには一銭も払ってません。海に行ってお魚に餌をやっていません。だから、ごめんなさい、あなたのいのちを殺して、いただきます、と言うのです」と教えてくれました。
 お金を払えば都合のままに殺していい、と言うのなら居直りです。「ごめんなさい」と謝らなければならないのは私のほうです。仏さまのみ教えに生かされるとき、「いただきます」「ごめんなさい」という生き方が恵まれるのです。

□ さて、本校創立140周年の時の記念品として、折り畳み傘を用意いたしました。その記念品に「思いやり(慈悲)の傘」という栞を添え、そこにこう記しました。
「おかげさまで~140周年~ありがとう〝感謝〟」
突然の雨、困っている人にそっと差し出すやさしい心、そんな「思いやりの心」を育みたいというのが、平安の願いです。そこで、龍谷大学付属平安高等学校・平安中学校の創立140周年を記念し、「感謝」の気持ちを込めてこの記念品”思いやりの傘”をお贈りさせていただいたのです。

それぞれが私にとりましては本当に心にしみとおる御法話でした。

※ 朝、通勤のとき、七条通に面した興正寺さんのお庭に咲きほこる「牡丹」の大輪を見つけました。「牡丹」の西洋での花言葉は Compassion"おもいやり”です。
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