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平成29(2017)年度 御命日法要【3月】 2018年03月16日(金)08時00分

【ご案内】
 3月11日で東日本大震災発生から7年、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災から23年が経ちました。現在も多くの被災者が、避難生活を余儀なくされておられます。時間とともに記憶から薄れてしまいそうになりますが、私たちはこのことを決して忘れることなく心に刻んでおかなければなりません。そして、今こうして今日のこの日が迎えられたことを、心から「ありがたい」と感謝いたしたいと思います。

 この冬は、強力な寒気団が次々と押し寄せ、各地は豪雪に見舞われた。(中略)
 2月6日からの豪雪では、福井県の国道8号線で約1500台もの車が足止めされた。近隣のコンビニやガソリンスタンドの品も底をつき、運転手は身動きできない極寒の車内でひたすら耐えた。その人たちを地元住民たちが助け、食事や飲み物を差し入れたと聞いた。その温かいニュースは私たちの心に温もりを伝え、情の大切さをあらためて教えてくれた。 大寒波で日本列島が冷え込む中、熱かったのが韓国・平昌で開かれた冬季五輪。テレビでは連日特番が組まれ、選手たちの躍動に胸を熱くした。特に大会中盤で明るい知らせを届けてくれたのがフィギュアスケート男子の羽生結弦選手と、スピードスケート女子500㍍の小平奈緒選手の金メダルだった。大けがや挫折など幾多の困難を乗り越えてつかんだその結果もさることながら、私たちの心を熱くしてくれたのは、惜しくも頂点に届かなかった他国のライバル選手を労い、励まし、たたえ合う姿だった。
 見ず知らずのドライバーに食事を届けた人も、国を超えた選手同士の握手も、そこにあるのは他を気遣い、たたえる「共感」の心。そこに温もりが生まれることを教えてくれた人々に感謝したい。(F)  
「2018(平成30)年3月1日(木曜日)『赤光白光』本願寺新報 より」


「世は無常 怠りなく努力」龍谷大学付属平安高等学校3年生

 3年間を通してよく耳にしたのは、「世は無常である。怠りなく努力せよ」という釈尊のお言葉。仏教の根本的な「無常観」を表している言葉です。
 平安高校では仏参や宗教行事、教室に掲示された言葉などさまざまな場面で「無常」を意識することができました。そのおかげで自分の行動に意味や目的を持つようになり、本当に充実した日々を送ることができました。また、悩みを抱えている時や少し浮かれている時には、「永遠に続かない」と自分に言い聞かせ、前向きに進むことができたように思います。
 これから大学生、社会人と自由に時間の使い方を選ぶことができるようになる前に、このような貴重な経験ができたことに感謝しています。卒業後も変わらず、充実した時間を自分で生み出すことができるよう、「無常」という考え方を念頭に置きつつ、怠りなく努力をしていきたいです。
「2018(平成30)年2月20日(火曜日)『宗門校に学んで』本願寺新報 より」

2017(平成29)年 “建学の精神”の伝播と醸成

3月 御命日法要
○ 日時 3月16日(金)16時~
○ 場所 礼拝堂
○ 法話 藤井和乗 先生              ◎ みなさん、お揃いでお参りください。