ファイル 446-1.pdf
ファイル 446-2.pdf
ファイル 446-3.pdf
新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた多くの方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、罹患されている皆さまに心よりお見舞い申し上げます。さらに、懸命に治療・対策にあたられている医療従事者の方々をはじめ、私たちを支えてくれているすべての方々に深く敬意と感謝を表します。
このような状況ですが、6月1日から学校再開ができそうです。素直に喜ばせて頂くとともに、不安の多い中であっても、仏さまの学校に通わせていただくことの意義についても改めて考えて参りたいと思います。
本願寺のホームページに次のように示され、新たなポスターが紹介されていました。ポスターの紹介文を以下引用し、ポスターのデータを添付致します。ご覧ください。
「いつまで続くとも見通せない、この新しい感染症に、どう向かい合っていくべきかを考えたとき、足元をしっかり見据えておく必要があるでしょう。
事は医学の領域ですから、まずは医師の科学的判断と指示を基本とすべきです。
一方で、私たちの心の中は、必ずしも科学的・理性的な判断ができるわけではなく、「罹患(りかん)してしまうのではないだろうか」、「死んでしまうかも知れない」といった不安も、しばしば起こります。その不安は煩悩(ぼんのう)のしわざ。お釈迦さまのように悟れていませんから、煩悩のわが身は死ぬまで変わりません。
そんな不安の中でも、「そのままのあなたを引き受ける」と立ち上がられた阿弥陀さまは、はたらきつづけておられます。
ご門主さまはご消息の中で「縁起(えんぎ)や無常(むじょう)・無我(むが)というこの世のありのままの真実に基づく阿弥陀如来のお慈悲でありますから、いのちあるものすべてに平等にそそがれ、煩悩具足(ぼんのうぐそく)の私たちも決して見捨てられることはありません」(取意)と述べておられます。このようにお慈悲の真実を、その心を聞かせていただくことにより、人生のさまざまな状況の中で、右往左往しながらも、目の前の現実にきちんと向き合う道が開かれてくるのです。
おやさしい南無阿弥陀仏(なもあみだぶつ)に、「ありがとう」と感謝のお念仏が出てくることでしょう。」