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オンライン報恩講 2021年01月15日(金)16時00分

本日は、本校の礼拝堂で報恩講をお勤めしました。報恩講とは、親鸞聖人のご命日をご縁として、親鸞聖人のご恩に報いる集まりであり、浄土真宗では最も大切な法要です。

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今回初めてのオンラインとなり、一部の教職員以外は、全生徒を含めて自宅にて閲覧する形となりました。

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この度のご講師は、本校の北側にある知真保育園の園長であり、浄土真宗本願寺派布教使の苗村隆之先生です。苗村先生は、最初に、夜回り先生こと水谷修先生の講演で話された、童話の「うさぎとかめ」のお話をされました。そして、「遅いかめのままではだめだ、足の速いうさぎのようにならなければだめだ」と言って、大人の価値観を押しつけて、せっかく光ろうとしている子供の光を、大人の価値観で曇らせてはいませんか、という水谷先生の言葉を紹介されました。苗村先生はわが子に対してそうであったと話され、我々教員も生徒たちに対してそのような対応をしていないか、ご法話を聞きながら考えさせられました。

阿弥陀さまなら、「かめのふりしてうさぎになる必要はありません。うさぎが無理をしてかめになる必要はありません。あなたはあなたのままで素晴らしいんだ」とおっしゃるに違いないでしょう。苗村先生は、保育士にとって一番大切なこととして、「子どもの目線に立つ」ということを挙げられました。子どもの目線に立つというのは、子どものことを全部知りぬくということです。その子のことを全部知りぬき、その子に寄り添うような保育をしていかなければならない。阿弥陀さまは私のすべてを知りぬかれ、今の私を認めてくださり、そのままの私を受け止めてくださる。苗村先生のご法話を通して、お念仏を称えつつ、宗祖である親鸞聖人のご遺徳を偲びました。