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2021(令和3)年12月 御命日法要について 2021年12月14日(火)09時00分

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2021(令和3)年度 御命日法要【12月】                       
私たちのちかい  一、自分の殻(から)に閉じこもることなく
           穏(おだ)やかな顔と優しい言葉を大切にします
           微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
         一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
           しなやかな心と振る舞いを心がけます
           心安らかな仏さまのように
         一、自分だけを大事にすることなく
           人と喜びや悲しみを分かち合います
           慈悲(じひ)に満ちみちた仏さまのように
         一、生かされていることに気づき
           日々に精一杯(せいいっぱい)つとめます
          人びとの救いに尽くす仏さまのように

いささか古い話だが、こころに残る話を 3 つばかり。まずはカナダ(カナダ開教区)の僧侶から直接聞いた話。メンバー(門信徒)の家にお参りにいくと、玄関のドアに「犬に注意」と掛けてあった。それが 2 度目にお参りしたときには「人間に注意」に変わっていた。その僧侶は、救いのはたらきを受ける己の姿をあらわす〝機の深信(じんしん)〟を交えながらその話を語ってくださった。この家に住んでいる人はきっと仏法を聞かれる方なのだろう。
次は、新聞紙上での話。やはり外国でのこと。ある動物園で、「世界一怖い動物」という看板が檻(おり)にかけてあった。見にきた人は恐る恐る中をのぞいたが、何もいない。よく見ると近くに鏡が置いてあり、それに自分の顔が映っているのであった。最後はこんな話。今度は日本のこと。これも随分前の話になる。福井の吉崎別院にお参りにいったときだった。かなり人生の経験を積まれた女性が朝食の準備をされている。そこへ若者 2 人がやってきて尋ねている。蓮如上人の伝説にある鬼の面が置いてある所が 2、3 カ所あるが、どれが本物か。その女性は「本物の鬼が見たかったら、そこに鏡がある。それに自分の姿を映してごらん」と言われた。私たちは常日頃から、自分の顔や姿を見るために鏡の前に立っている。しかし、鏡に映る自分を「なんと恐ろしい姿だ」と見ることはないであろう。仏法を聞くということは、鏡に映すように己の本当の姿が知らされていく、ということなのである。
「2021(令和 3)年 12 月 1 日(水曜日)本願寺新報『赤光白光』より」

12月 御命日法要
○ 日時 12月14日(火)16時00分~
○ 場所 ※礼拝堂(中学音楽祭予行で講堂を使用するため礼拝堂にておつとめいたします)
○ 法話 ※勤行(讃仏偈)のみ