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2022(令和4)年7月 今月の聖語・言葉について 2022年07月01日(金)09時00分

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今月の聖語・言葉を紹介します。

今月の聖語 ・・・ 正門聖語板
今月の言葉 ・・・ 教室掲示

【今月の聖語】
善く説かれたことばも、それを実行しない人には実りがない。『ダンマパダ』
  
うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りの無いものがあるように、善く説かれた言葉も、それを実行しない人には実りがない。

 釈尊は、仏道を歩む上で指針とすべきことをこのように表現されています。
釈尊が述べるように、善い教えでも、それを実行に移さなかったら意味がありません。当たり前のことのように思いますが、みなさんの実生活に置き換えて振り返ってみると、果たして実行に移すことが出来ているでしょうか。
中学校生活や高校生活には限りがあります。諸行無常という言葉が示すように、時間はあっという間に流れていきます。今月は7月ということで、2022年も後半に入りますね。併せて今月末には1学期の終業式があり、来月からは2学期が始まります。ここを節目の時期だと捉えて、改めて自分自身の日常を振り返ってみましょう。

【今月の言葉】
めぐりあいのふしぎに てをあわせよう   坂村真民
 
 私たちは不思議な縁によってこの世に誕生し、今こうして様々なめぐり逢いを重ねながら生きています。もはや遡ることも困難なことですが、確かに過去からの「いのちのバトン」を受け継ぎ、今ここにいます。そして、不思議な縁が重なり、多くの出逢いのなかで日々過ごしています。この出逢いはもちろん人だけではありません。
 親鸞聖人は「あう」ということを表現する時に「遇」という漢字を選んで使用されています。これは「たまたまあう」という偶然性を意味します。親鸞聖人は、み教えや自身を導いてくれた師匠と出遇えたことに、感謝と慶(よろこ)びの想いを書物に書き記されています。みなさんにとっても、浄土真宗のみ教えに出遇えたことは、平安に通っていることが縁だと言える人もいることでしょう。どうぞこの縁を大切にしてください。
 「めぐりあいのふしぎに てをあわせよう」この言葉を深く味わいながら、改めて「出遇い」に感謝し、日々の生活を送っていきたいですね。  合掌