HEIAN BLOG 宗教教育 BLOG

記事一覧

2022(令和5)年6月 御命日法要について 2023年06月13日(火)07時30分

ファイル 536-1.pdf

私たちのちかい  一、自分の殻に閉じこもることなく
           穏やかな顔と優しい言葉を大切にします
           微笑(ほほえ)み語りかける仏さまのように
         一、むさぼり、いかり、おろかさに流されず
           しなやかな心と振る舞いを心がけます
           心安らかな仏さまのように
         一、自分だけを大事にすることなく
           人と喜びや悲しみを分かち合います
           慈悲に満ちみちた仏さまのように
         一、生かされていることに気づき
           日々に精一杯つとめます
          人びとの救いに尽くす仏さまのように


 こんな所でお会いするとは、ということを時に経験する。近くに居るからといって会う機会が多いとは限らない。また、出会いには、行きずりもあれば人生の方向を決定づけてしまうほどのものもある。あの時、あの人と出会ったことが、今の自分を作りあげてくれ
た大きな機縁になっていた、と後で振り返ることは誰にでもあることだ。かつて、ある先生にお会いして尋ねてみたいと思っていたところ、たまたま同席する機会があり、自分の名前を名乗りもせず、いきなり聞きたいことを口から発していた。そんな失礼な出会いにもかかわらず、それ以来、その先生とは今日までご縁が続いている。私にとって生きる大きな力になったことに感謝している。もし、あの時、お会いできなかったらと思うと、いよいよその思いは深まっていく。「出会い」は日常使っていることばであるが、このことばには、偶然という文字が伴っていることも多いように思えて、少ししっくりとこない感じもする。限りなく多くの人の中から、出会いによって、この人と時と場所を同じくして生きていく。この出会いは、偶然ではすまされない深いものがあるようにつくづくと思える。ご本願にであったことを、親鸞聖人は「たまたま行
信(ぎょうしん)獲(え)ば、遠く宿縁を慶(よろこ)べ」と言わ
れた。私の側からいえば「たまたま」である。しかし、如来の立場からは、あわせるようにと常にはたらいてくださっている。この深いご縁を慶ばせていただきたい。
「2023(令和 5)年 6 月 1 日(木曜日)本願寺新報『赤光白光』より」


6月 御命日法要
○ 日時 6 月 13 日(火)16 時~
○ 場所 礼拝堂
○ 勤行 正信念仏偈
○ 法話 津守秀憲 師(浄土真宗本願寺派布教使)