浄土真宗における入仏式(入仏慶讃法要)は、寺院や門徒の家で新しく御本尊をお迎えしたり、修理などが終わりお遷りになったとき勤める法要です。一般に「おわたまし」「おひもとき」とも称されていますが、「お正念」を入れるということではなくて、深厚の仏
縁をよろこび、仏壇を安置して心のよりどころとし、日々報謝の勤行とお給仕を相続することの決意を表明する儀式です。したがいまして、この新校舎 礼拝堂 入仏慶讃法要は、仏縁をよろこび、ご本尊を安置して心のよりどころとし、仏さまから受ける大いなるご恩
に感謝して報いる生活を送ることの決意を表す儀式となります。
聞法の心得
浄土真宗は聞法が第一といわれるように、み教えを聞くということがもっとも大切です。本校に身をおくものとして、校内でひらかれる法要・行事には積極的に参加し、そのすべてが聞法の場となるようこころがけていただきたいと思います。
浄土真宗の聴聞の心得
一、このたびのこのご縁は、初事と思うべし
一、このたびのこのご縁は、我一人のためと思うべし
一、このたびのこのご縁は、今生最後と思うべし
このような思いで仏法の要、「南無阿弥陀仏」のおいわれを聞かせていただきましょう。
礼拝堂での法要・行事
〈修正会〉
新年を迎え、真実のみ教えに生かされる身のしあわせをよろこび、念仏もろともに報恩の生活の第一歩をふみだす法要です。新年のはじめにご本尊に礼拝し、こころを新たにするのは、たいへん意義深いことです。
〈御命日法要〉
御命日法要は、親鸞聖人のご命日(一月十六日)を基本として、毎月、阿弥陀如来の本願を聞きひらき、味わいを深めさせていただく、本校にとって大切な法要です。
〈宗祖降誕会(開校記念日)〉
宗祖降誕会は、親鸞聖人のご誕生(五月二十一日)をお祝いする法要です。この日は本校の開校記念日であることから開校記念式として勤修しています。聖人はその生涯をとおして、阿弥陀如来のおすくい、南無阿弥陀仏のはたらきによって、すくわれていく身のよろこびを伝えてくださいました。そのご恩をよろこびながら、阿弥陀如来のお徳を讃嘆させていただきたいものです。
9月御命日法要ならびに入仏慶讃法要
○ 日時 9月12日(火)16時~
○ 場所 礼拝堂
○ 勤行 正信念仏偈
○ 法話 若林唯人 師(浄土真宗本願寺派布教使)