今月の聖語・・・正門聖語板
今月の言葉・・・教室掲示
【今月の聖語】
もしも為すべきことであるならば、それを為すべきである。『ダンマパダ』
『ダンマパダ』とは、釈尊の教えを集めたもので、人間そのものへの深い反省や生活の指針を短い句によって示したものです。
七月に入り、一学期も残すところあと僅かとなりました。早いもので、二〇二四年も後半に突入します。学校生活、学業、部活動など何事においても節目は大切なものです。自分自身を様々な角度から見つめ直していきましょう。
さて、「今月の言葉」で掲げている釈尊の言葉には続きがあり、「それを断乎として実行せよ」と述べられています。「自分の為すべきことを為す」そして、「断乎として実行する」、このことは決して簡単なことではありませんが、意思を強く持ち実行に移してこそ意味があります。おそらく、みなさんも自分が為すべきことは、ある程度見えていることが多いのではないでしょうか。節目にあたり、もう一度自分自身が為すべきことを振り返り、実行に移していきましょう。
【今月の言葉】
戦いで百万の敵に勝つよりも ひとりの自己に克つひとが まことの最上の勝利者よ。
『ダンマパダ』
日常生活において、勉強やクラブ活動などで自分との戦いを試される場面はたくさんあると思います。そのなかで、つい人と比べて優越感や劣等感を感じて、喜んだり悩んだりしているのが私たちなのかも知れません。
しかし、本当に大切なことは、「自分自身に克つ」ことなのだと釈尊は教えます。もちろん、クラスや部活動で互いに刺激し合い高め合うことの出来る仲間の存在も必要であり、大切です。ですが、最後は自分との戦いに尽きるのではないでしょうか。
最大のライバルは自分の外にあるのではなく、自分自身なのだと改めて教えられる言葉だと思います。何事においても、自分で限界を決めず、向上心を常に持ちながら自分自身を高めていきたいですね。今月の言葉で述べられている釈尊のお言葉を日常の教訓としながら過ごしていきましょう。