今月の聖語・言葉を紹介します。
今月の聖語 ・・・ 正門聖語板
今月の言葉 ・・・ 教室掲示
【今月の聖語】
仏心とは大慈悲これなり
『仏説観無量寿経』
このお言葉は浄土真宗が拠り所とする経典である「浄土三部経」の一つである『仏説観無量経』に説かれるものです。
仏教には「智慧」と「慈悲」という言葉が度々出てきます。「智慧」とは私たちが思い浮かべるような知識や賢さではなく、ありのままに一切を見ることを意味します。仏さまは、この世をありのままに見て「すべてはつながっている」と説かれました。みなさんの中にも耳にしたことがある人もいるかも知れませんが、詩人で童話作家の宮沢賢治氏も「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という言葉を残していますが、仏さまの心を示された言葉だと受け取ることが出来ると思います。
さて、「すべてはつながっている」という視点に立ったとき、それで終わりではありません。つながっているからこそ、他者に対する慈しみの心、優しさの心が生じてきます。これが「慈悲」というものに展開されていきます。
私たちの日常を振り返ったとき、つながりを忘れ周りの人を傷つけながら過ごしているかも知れません。仏さまの姿から学べる慈悲の心を日常の中で心に留めて過ごしてみてはどうしょうか。
【今月の言葉】
いただきますと合掌するのは感動の表現である
米沢英雄
普段の食事の際に合掌して「いただきます」、「ごちそうさまでした」と声に出していますか。この合掌するということが感動の表現だということに個人的に大変感銘を受けました。日々の食事に恵まれ、こうして生かされていることへの感謝を忘れ、当たり前になってしまっていませんか。改めてここに生きていること(生かされていること)が当たり前ではないことを再認識したいですね。
浄土真宗本願寺派では「食前のことば」「食後のことば」というものがあります。言葉の意味を味わってみてください。
【食前のことば】
多くのいのちと、みなさまのおかげにより、このごちそうをめぐまれました。
深くご恩を喜び、ありがたくいただきます。
【食後のことば】
尊いおめぐみをおいしくいただき、ますます御恩報謝につとめます。
おかげで、ごちそうさまでした。