成道とは、釈尊が35歳のとき真実に目覚め仏陀となられたことを意味します。仏陀とは「真実に目覚めた者」という意味です。
成道会とは釈尊が真実に目覚められたことを祝い、また改めて釈尊の教えに触れる行事です。
今日の成道会では本学の卒業生でもある山下瑞円先生でした。
「因縁生起」‥私たちの命も過去と無関係のものは一つも無い。ずっと命のつながりの中で私たちは生かされていると教えて下さいました。
山下先生の大学時代の友人で長年かけて自分の夢である、薬学の研究の道に入られた方がいらっしゃるそうです。
その友人から、薬の背後には『命を救うのには、命しかない』と教えてもらったと話されました。
これはまさに「仏の視点」であり、平安で学ぶことで、全ての命が尊く、願いの中に生かされて命であること、仏教の教えに気付くことができるのは平安だからこそと結ばれました。