第2回のSUT(Step Up Test)が終った翌日にあたる本日の仏参では2年1組の担任の古川先生が前でお話しくださいました。テストが終わって一安心している生徒、結果が気になる生徒、いろいろな生徒がいる中で、先生のお話は人間の能力、それも脳の力のすごさについてでした。
例として挙げられたのは事故を受け前頭葉の大半を損傷してしまった男性の話です。彼は長い間(なんと19年間)目は開いていても問いかけに一切反応することのないまま過ごしてきました。しかし、その間も彼の母親はずっと毎日外に連れ出しいろいろな景色を見せてきました。そのような日が19年続いたある日、急にその男性は会話をし始めたというのです。人間の脳はなぞが多い器官ではありますが、失われた部分がつかさどっていた機能を他の部分が受け持ったのではないかと言われています。
日々多くの刺激を与え続けた結果、創造もしていなかったような効果が得られたのではないか、というのが専門家の意見でした。
同じことは勉強においても言えるそうです。日々学び続ける姿勢を保つことで、ある日突然わからなかったことがわかる、そんなことが起こるのです。今、「わからない!」と思っていても、その間も脳はさまざまな情報をつなぎ合わせて常に動き続けています。皆さんもそれを忘れずに毎日の勉強に励んでほしいと思います。