本日、3限と4限に分かれて成道会が執り行われました。成道とは、釈尊が35歳のとき真実に目覚め、仏陀となられたことを意味します。成道会は、釈尊が真実に目覚められたことを祝うと同時に、改めて釈尊の教えに触れる行事です。
本年は、真宗大谷派玄照寺住職の瓜生崇先生をお招きし、ご法話をいただきました。先生はご法話の中で、不安や孤独、絶望の末に自死を考えるまで至ったご自身の半生を振り返りながら、生と死の意味や他者の思いについて私たちが考えるとき、自ずと直面する「何一つわからない、わかり合えない」という実感が、釈尊の教えにもつながる大切な体験であるということをお話しくださいました。