期末考査の返却も終了し、もう今週末は音楽祭の本番です。あと5日間をどれだけ練習できるのかを考えてみましょう。
今回と次回の講堂仏参は本願寺の方が法話をしてくださいます。本日のご講師は若林唯人さんです。
若林さんは「阿弥陀仏は目に見えない光である、赤外線やレントゲンをとるときのX線のような存在です。」とたとえられました。どのような意味であるのか疑問に思われる方も多いと思います。阿弥陀仏も目に見えていないが、赤外線のように暖かく、そしてX線のように体の内面(心)までを見透かしていらっしゃるのです。若林さんは中学校時代にいじめられていたことがあり、そのことを隠して高校生活を送っていたそうです。その中でサッカー部の友人を作り楽しく過ごしていましたが、ある日別のサッカー部の人がすれ違いざまにあいついじめられていたらしいと話しているのを耳にして、友人も知ってしまい、態度が変わるのではないかと恐れていたそうです。しかし、その態度は変わることはなく、今でも年に一度はご飯に言っている仲だそうです。未だにいじめられていたことを知っているのかを聞くことはできていないようですが、いじめられていたことをほかの人が知っていたことに血の気が引いたことと、暖かく接してくれていた友人のことは忘れることができないそうです。若林さんには友人がいてくれましたが、皆さんの周りには阿弥陀仏のように優しく接してくれる人はいるのでしょうか?見渡してみると誰しもが何人か、自分のことをしっかりと見てくれている人がいるはずです。阿弥陀仏もそのうちの一人であるということを忘れないようにしてください。