はやいもので、今週の土曜日には2学期の終業式が行われます。
そのため、中学生にとっては本日の仏参が今年最後となりました。ご講師は本願寺の古賀明徳先生です。
古賀先生は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsに照らした「仏教SDGs」に関わる内容について話されました。
本校でも、食事の前後に食前の言葉と食後の言葉とを唱えています。日本の習慣では、食前に「頂きます」食後に「ご馳走さまでした」と唱えますが、その言葉の意味を考えた事はありますか?「頂きます」の言葉の前には、「尊い命を」と本来ならばつけるべきところで、「尊い命をこれから頂き、命を長らえます。ありがとうございます」という感謝をこめた言葉です。また、「馳走」という言葉は馬に乗って走り回る、という意味で、「この食事のために走り回って頂きありがとうございました。」と、これも感謝をこめた言葉です。つまり、日本では食事の前後にたくさんのお陰様の上で食事ができている、と実感できるのです。
これからも、たくさんの尊い命を頂いていること、ありがたいもてなしによって食事が用意されていること、これらを意識して感謝の念をもって味わいましょう。