今週は2月となり節分を迎え、1年で一番寒い時期を迎えます。降雪は見られませんでしたが、空気はとても冷たく感じられました。春が待ち遠しいです。
本日も講堂仏参が行われました。ご講師は中学3年1組の副担任で数学科の中村定人先生です。
昨年11月、FIFA ワールドカップ カタール大会でのドーハの歓喜については皆さんの多くが覚えていることと思いますが、皆さんが生まれる前の1993年に起こった、「ドーハの悲劇」について話してくださいました。FIFA ワールドカップ アメリカ大会への出場を目指した日本はグループ1位。しかし、そのグループでは5チームに出場の可能性が残されている、という僅差の状況でした。日本の対戦相手イラクの意表を突くコーナーキックからの攻撃により、90分17秒という時点でイラクのゴールが決まって日本は出場を逃しました。あともう少ししのげば出場できたのにという敗戦の悲劇が「ドーハの悲劇」と呼ばれています。ピッチでその瞬間を経験した選手のひとりが森保一氏でした。昨年のカタール大会で日本チームを率いた森保監督です。森保監督は「新しい景色」という言葉を使って、ワールドカップベスト8を目前にした状況を表現されました。その時、その時をそれぞれが一生懸命に生きているけれど、長い目で見ると、また違ったように見えるのではないか、と中村先生は指摘されました。
平安ももうすぐ150周年を迎えます。平安の時間もその時その時と繋いでいます。みんな当事者として、瞬間を繋いでいきましょう。