今日から中学の講堂仏参がスタートしました。
1年生にとっては初めての講堂でしたが、みな心静かに仏参の時間を過ごしました。
仏参の講話は、山脇校長でした。詩人・高村光太郎の「心はいつでも新しく、毎日なにかしらの発見する」という言葉を述べられ、心とは人間として最も大切なものであり、中学校生活または生きるということそのものが心を育てることであると仰いました。次いで、山脇先生ご自身が生徒手帳にも書かれた「仁慈(常に相手の立場に立って、物事を考えるという意味)」と「挨拶」の大切さも付け加えられました。
この「心を育てる」には5つの心があり、
「すいません」という反省の心
「はい」という素直な心
「おかげさまで」という謙虚な心
「私がやります」という奉仕の心
「ありがとう」という感謝の心
です。この5つの心を育てることによって、立派な大人になっていけることを示されました。
続いて、山脇先生は「聴」の字を生徒たちに掲示されました。「聴」のもとの字は、「耳」に直角の「直」と書いて、下は「心」。耳から入った言葉をまっすぐ心に落とすという意味であり、これが「聴く」ということです。講堂仏参の講話を聴いた内容は、生徒たちにとって糧となり、心の成長へとつながることであると、生徒たちに強調されました。
最後に、詩人・草野心平の「わが行く道よ、正しくあれ。 石ころゴロゴロたりとも、わが行く道よ大きくあれ」という詩を述べられて、お話を締めくくられました。