今週も講堂仏参から平安中学校の1週間が始まりました。
6月に入ってから雨(しかも風が強い大雨や通り雨)が多くなり、さすが梅雨の時期!といった天候です。空だけでなく気分も暗くなりがちなこの時期ですが、明るく楽しい話題をたくさん見つけてください。
さて、今回の講堂仏参では2-1担任の池澤先生がお話をされました。
池澤先生は最初に今月の聖語である「私を見ていてくださる人があり 私を照らしてくださる人があるので 私はくじけずにこんにちをあるく」という仏教詩人の榎本栄一さんの詩を紹介されました。この言葉の持つ意味や感じ方は人それぞれですが、私たちが普段から食事の時に言っている食前の言葉にもあるように多くのいのち(動物や植物・かかわっているたくさんの人々)に支えられて生きているということを再確認させてくれる言葉だと池澤先生は解釈されました。少し話は変わりますが、もうそろそろ父の日がありますね。池澤先生がお子さんに初めてもらったプレゼントが「肩たたき券」だったそうです。池澤先生はこの券をもらえたことに感動し、疲れが吹っ飛んだそうです。また、わざわざ肩をたたかせるのも疲れるだろうと大事にとっておいたそうです。するとある日なぜせっかくあげた券を使ってくれないのかといわれたそうです。良かれと思ってした行動が相手にとってはあまりよくないことだった経験をしたことがあるのではないでしょうか?このお話ではそれとともにただ子供が感謝を伝えるだけでも親としてはうれしいものであることを伝えられました。同じように教師としては生徒にプリントを渡したときに「ありがとうございます」と言われる、元気な声で挨拶をしてもらえるだけでも元気になれるのだと池澤先生は言われました。最近何度も言われているように生徒が大きな声で元気よく挨拶をしている場面を見ることが少なくなってきています。改めてしっかりと挨拶をすることの重要性を見つめなおしてください。