今週の金曜日から期末考査が始まります。このテストの結果で1学期の成績が決まってしまいます。今まで良い点数が取れている人はより良い点数が取れるように、中間考査があまり振るわなかった人は学力補充の補講にかからないためにもしっかりと勉強をして臨んでください。
さて、今回の講堂仏参は2-3担任の山中先生によるお話でした。山中先生は中学野球部の部長をされており、先生自身も元々野球をしていたそうです。山中先生が野球を始めたのはお父さんやお兄さんの影響が大きかったそうです。小学校2年生の終わりから始めた野球ですが、今でも印象に残っているのが野球のクラブチームに入部してからすぐにあった試合(大会)だそうです。山中先生はもちろん所属したチームのメンバーも経験が浅く、試合をするためのルールがやっとわかっているというレベルで臨んだ試合だったそうです。そのため相手チームの先攻1回表だけで30得点、1時間以上の長丁場という小学3年生には非常につらい試合となりました。何とか試合を終えることができ、大会を通してそんな試合状況にもかかわらず弱音を吐かなかった山中先生のチームには敢闘賞が送られました。しかしこれをもらった山中先生が感じたことはうれしさではなくみじめさだったそうです。自分自身が何もできなかったのにもらった賞は意味のないものだと捉えました。この時感じたみじめさから少しずつでも野球をうまくできるようになってやるんだという意識が強く芽生え、日々の練習を通して速度は遅くてもしっかりと成長していけたそうです。
期末考査に置き換えても同じことが言えるのではないでしょうか?毎日学校で勉強したことを振り返り、復習をすることで少しずつでも理解できることが増えていきより大きな結果を残すことができるのです。わからなかったことをその日のうちに解決していますか?できないままにしていくといつまでたってもできないどころか、どんどんとわからないことが積み重なってしまいます。少しずつすぎて全然進めていないように感じることも多いかもしれませんが、着実に成長することはできているはずです。テストが近いから~というときにだけ勉強してもほとんど力にはなっていません。普段からどれだけのことができているのかが結果に現れるのです。記憶が定着するのは睡眠をとっているときであるので、無理をして徹夜をするのではなく、短時間でしっかりと集中をして勉強し十分な睡眠をとることを心がけてください。皆さんが満足できる結果が出せることを期待しています。