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11/6 講堂仏参 2023年11月06日(月)13時23分

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「皆さんは時間に余裕を持って行動をすることができていますか?」

このように話されたのは中2-1副担任の佐々木潤子先生です。

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本日の行動への集まり具合も悪く、20分ギリギリに来る生徒や遅れてくる生徒が多くみられました。講堂仏参だからいつもより早く行動をしておくという意識はもちろん大切です。しかし、普段から学校に来る時間に余裕を持っていればいつも通りの行動をするだけで遅くなるという状況は生まれないのではないでしょうか?
今回佐々木先生が時間についてのお話をされたのにはご自身が体験してきたことに、時間の余裕を持つことの大切さを大きく実感することがあったからです。佐々木先生には保育園から高校までずっと共に過ごしてきた幼馴染がいたそうです。何をするにしても幼馴染と一緒に。そんな生活を送っていましたが、あるとき佐々木先生はうまくいかないことが多くなってしまいました。それは中学生で初めてその幼馴染と別のクラスになってしまったときのことです。今まではできていたことに失敗してしまったり、できないことが多くなってしまいました。佐々木先生は当時それほどテキパキと行動をするタイプではなく、どちらかというとギリギリになって初めて動くという性格でした。一方その幼馴染はいつでも先を見通して余裕を持った行動をする、佐々木先生とは真逆のタイプでした。何をするにしてもその幼馴染が引っ張ってくれて、進路なども真似をしていたそうです。しかしそんな存在の幼馴染が別のクラスになってしまい、自身で行動をしなくなった結果が何事もうまくいかなくなってしまうというものだったのです。幼馴染の存在がどれだけ自分のことを助けてくれているのかを実感した瞬間でもありました。そのことに気づけても本来の性格を変えることはなかなかうまくいくものではなく、高校3年生になって進路を考えるときにも元より薬剤師になりたいと考えていた幼馴染の考えに触発されて佐々木先生自身も薬学部を目指しましたが、従来より勉強していた幼馴染は無事に合格し、進路を聞いてから勉強を始めた佐々木先生は残念ながら不合格となってしまい別々の道を歩むことになりました。

このような苦い経験から、佐々木先生は前もって準備すること・時間に余裕を持った行動をすることの大切さをひしひしと感じとられました。こういった考えは自身で体験してみないとなかなか意識できないものですが、他者の経験を聞くことで自分自身を見つめなおすきっかけになるのではないでしょうか?これこそが講堂仏参でいろいろな先生のお話を聞くことのメリットだと考えられます。皆さんも今一度今までのお話を振り返ってみて、改めて自身を振り返ってみてはいかがでしょうか?
今月末には期末考査も実施されます。今までの反省を活かしてどんな行動をすればよいかを考えられるようになりましょう。