いよいよ今年度最初の講堂仏参が始まりました。
中1生たちにとっては初めての経験で、クラスで行う朝仏参とはまた違った雰囲気だったことでしょう。
さて、教頭の五十嵐先生が「チャレンジ」をテーマにお話しされました。新しいことを始めるときは予想ができないし、先が全く見えないから不安になります。やったことがないから、出てくるのはマイナス思考です。しかし、五十嵐先生はいつもそれをプラス思考に変え、以下のように考えているそうです。
①新しいことにチャレンジするときは、「面白いな」と思うようにしている。
➁頭の中でゲームをしていて、予想どおりにいけばクリア、いかなければ「失敗した、次頑張ろう」と考えるようにしている。
マイナス思考をプラス思考に変えて、何事にも挑戦したいものです。
次に、元メジャーリーガーのイチロー選手を紹介されました。あるYouTube番組で、イチロー選手は「新しいチャレンジをリスクと思ったことがないか」という質問を受けたそうです。その質問に対して、「メジャーリーグに挑戦するのはこわい。だけど、チャレンジとはあえて自分を厳しい環境に置くことによって、自分を磨くチャンスなんだって、自分の中で考えを変えている」と答えました。そう考えることによって、自身への成長につながり、メジャーリーグで大成功をおさめたのでしょう。
続いて五十嵐先生は、生徒たちに「自分の仲間を巻き込んで主体的に行動してみませんか」と投げかけました。仲間を巻き込むには、コミュニケーション(対話)が必要です。相手の考えをしっかり聞いて、それを自分の中に取り入る。そして、さらに自分の考えをより深める。これが学び合いの基本なのです。学び合いっていろいろなところに役立ちます。学び合いをすると、みんなで考えることで思考力がまず付き、みんなの意見を聞いて答えを探す段階、これで判断力が身に付く。そして最後に、自分の考えをみんなで共有し、相手に伝えないといけないから表現力が身に付く。これから先予測することが難しい社会になっていくが、そこでこれらの力が絶対役立つことを強く主張されました。
最後に、新しいチャレンジをする上で大切にされている言葉を述べられました。
「何事も勇気と決断が大切」