今週の仏参の御法話は3年1組副担任国語科の三田先生でした。
23年前の1月17日は、阪神淡路大震災の起きた日です。
三田先生も当時は幼かったそうですが、その日兵庫県の自宅で目が覚めると、母親が揺れによる落下物から自分を守るために覆いかぶさってくれていました。また、父親の枕元には大きなたんすがあり、それも頭側へ倒れました。しかし前日にたまたまたんすの戸を開けており、開いた戸に支えられて完全には倒れず、父親も一命を取り留めたそうです。
そんな非常事態の中、当時不足していた水などを届けてくれた友人、以前に購入したことがあるからと食料を無料で届けてくださったお店、小学校に仮設のお風呂を設置してくださった自衛隊の方々。沢山の方の優しさを、ご両親は今でも鮮明に覚えているそうです。
中学生の皆さんはまだ生まれていませんでしたが、当たり前の毎日のありがたさを、この機会に見つめ直してみて下さい。そして今日という一日を、大切に、精一杯過ごしてください。
また、みなさんの家の家具の配置はどうですか。「まさか」が起きたのが阪神・淡路大震災。家族で一度、防災についても話し合ってみてください。