本日は涅槃会です。
涅槃会とは、80歳でこの世を去られたお釈迦さまを偲び、お釈迦さまの説かれた教えに耳を傾ける行事です。
法話は浄土真宗本願寺派布教使の長倉 伯博 先生が講師をお務めくださいました。小学生の頃に命に関わるような難病を患われ、中学・高校時代も大きなご病気をされた先生は、命の重さや精一杯生きることの大変さは、御身を以て体験されたこととして常に大切になさっているそうです。
先生は約30年前から臨床宗教師として終末医療に携わっていらっしゃるそうです。
その日々のいろいろな出会いから、人の気持ちを分かったつもりにならないこと、
人はそれぞれが違っても響き合うことができるのではないか、その『響感』を探すことが大事だと思っているとお話くださいました。
初めは、今日のお話は何だろう、と興味津々で少々落ち着かない様子だった生徒の皆さんが、始まってすぐにどんどんお話に引き込まれ真剣な表情になっていきました。