本日の仏参は、3年2組副担任で体育科の平井哲司先生のご講話でした。
平井先生は、昨年3月末にご病気を医師から宣告され、4月末に手術を受けて以後闘病生活を経験されました。宣告を受けた時は、「なぜ自分が?」ととても大きな衝撃を受けたそうですが、ご家族をはじめ周りの方々のためにも、「生きることを絶対に諦めないでいよう」と決心されました。今年の4月に無事に復職されましたが現在も投薬治療を受けておられます。
その闘病という過酷なご経験から次の三つの事を実感されました。
・挨拶はとても大切で、挨拶から人と人とのコミュニケーションは始まり、そこからさらに相談へと発展させていくことができる。逆に言うと挨拶抜きにコミュニケーション、相談へとは繋がらない。
・当たり前のことを当たり前にできることがありがたいことだ。当たり前のことをやらなかった、というのはとてももったいないことだ。
・人はひとりで生きていくことはできない。どんな状況でも他の人の何らかの支えのおかげを受けている。
上の三つの気づきに共通するキーワードは、感謝です。挨拶に始まり相談にのってもらった看護師の方々への感謝。当たり前のことをできることに対する感謝。そして関わって支えて下さっている方への感謝。日常の中では気づきにくいことも、逆境の中で実感できます。
平井先生の言葉にはとても重みがありました。感謝の気持ちを持ちながら、日々を大切に過ごしていきましょう。