本日の仏参は、数学科の岩崎先生のご講話でした。
岩崎先生は中学3年生の時の思い出について話してくださいました。
中2から中3にかけて、生徒会長を務めた岩崎先生は、当時京都の中学校の生徒会長が集まって実施した2泊3日の宿泊研修に参加することになりました。その前日も休暇で青春18切符を利用して一日出かけることにしました。その朝にはお父さんが「乗車代金もあげるから、タクシーで駅まで行ったらどうだ?」と尋ねられました。先生は断り、自転車で出かけて路上駐車をしました。 京都駅から自宅まで帰ろうとしたところ、朝に駐めた自転車が撤去されていたことに気づきました。家に帰ると、長時間にわたりお父さんから「研修も行かなくていい(行くな)!」と、こっぴどく叱られたそうです。翌朝の集合場所で、全体の前で事情を話して謝罪し、撤去された自転車を取りに行き、翌日ひとりで電車に乗って研修に合流して発表されました。楽しみにしていたせっかくの2泊3日の研修会は半分のみの参加となり、最終的には手元に自転車は戻って来ましたが撤去されていました。岩崎先生はこの時、「親の言葉を素直に聞いておけば良かった。そしてよく考えて行動すれば良かった」、と後悔されたそうです。
「まさかこうはならないだろう」、という見通しで行動するのではなく、「もしもの場合も想定して行動することが大切です。行動の際の参考にしてください。」と話して下さいました。