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2/20 講堂仏参 2023年02月20日(月)18時43分

今週末から学年末考査が始まりますが、しっかりと計画を立てて勉強することができていますか?3学期は入試などの関係から自宅学習日が多く、自身でどれだけ自習をすることができていたのかがそのまま表れます。今年度最後のテストで、今回の結果によって成績も決まってしまうので有終の美を飾れるようにして悔いの残らない点数をとってください。

さて、毎週行ってきた講堂仏参も今回で年度内最後となってしまいました。最後の法話を担当したのは中3の宗教担当である林重厚先生です。

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「絆」という言葉がありますが、皆さんはこの言葉にどのような印象を持ちますか?林先生の知り合いはこの絆という言葉がすごく固く、無理やりにつなぎとめている言葉に聞こえてあまり好きではないと話していたようです。もともと絆という言葉は馬や牛などの動物をつなぎ留めておく綱という意味の言葉です。なので無理やりにつなぎとめているという印象は語源から考えても確かにそうであると感じてしまいます。似たような意味で、我々宗教関係の人間がよく使う言葉に「縁」というものがあります。こちらの言葉はどのように感じられますか?どことなく柔らかい印象があるのではないでしょうか?どちらの言葉も普段使うことがあるとは思いますが、改めて考えてみると縁という言葉は「ご縁がある」と使うように自然と結びついていることに気づくことができるのではないでしょうか。普段から昼食を食べる前後に言っている食前・食後の言葉にもあるように多くの命によって尊いお恵みを頂いている、ありとあらゆるものとつながりあっていることこそ「縁」があるということだと思います。今自分の周りにいる人たちともかけがえのない尊い縁によってつながっているのだと考えられますね。

今までの先生方の法話を振り返ってみて心に残っているお話はありましたか?今年聞いたお話もふとした時に思い返してみると、その時に気づけなかったことに気づけるかもしれませんね。今この瞬間を過ごすことのできている縁を大切にしてください。