HEIAN BLOG 中学部 BLOG

記事一覧

芸術鑑賞 2023年03月03日(金)14時00分

本日は芸術鑑賞の行事で、京都市中京区にある大江能楽堂さんを訪問し、能・狂言
体験を行いました。
狂言で大笑いした後、代表生徒たちが能面を実際につける、能衣装をまとう、基
本の「型」を実践するなどの体験を行い、最後に能『敦盛』を鑑賞しました。

ファイル 1669-1.jpg ファイル 1669-2.jpg
前日まで学年末考査に全力で臨んでいた生徒たちにとっては、久しぶりの「非日常
空間」だったと思います。日本古来の伝統芸能に触れる貴重な時間になったのでは
ないでしょうか。

ファイル 1669-3.jpg ファイル 1669-4.jpg
今年度の3学年そろっての最後の行事になりました。中学3年生にとっては卒業式
前の「思い出の1コマ」として記憶にとどめておいてくれればと思います。

明日から学年末考査です。 2023年02月24日(金)17時00分

明日から学年末考査が始まります。
日曜日と1日(水)の自宅学習日をはさみますが、2月25日(土)から3月2(木)
まで考査期間となります。

中学生の皆さん、いよいよ学年最後の考査です。有終の美を飾れるよう全力で考査に
挑んでください。

2/20 講堂仏参 2023年02月20日(月)18時43分

今週末から学年末考査が始まりますが、しっかりと計画を立てて勉強することができていますか?3学期は入試などの関係から自宅学習日が多く、自身でどれだけ自習をすることができていたのかがそのまま表れます。今年度最後のテストで、今回の結果によって成績も決まってしまうので有終の美を飾れるようにして悔いの残らない点数をとってください。

さて、毎週行ってきた講堂仏参も今回で年度内最後となってしまいました。最後の法話を担当したのは中3の宗教担当である林重厚先生です。

ファイル 1661-1.jpg

「絆」という言葉がありますが、皆さんはこの言葉にどのような印象を持ちますか?林先生の知り合いはこの絆という言葉がすごく固く、無理やりにつなぎとめている言葉に聞こえてあまり好きではないと話していたようです。もともと絆という言葉は馬や牛などの動物をつなぎ留めておく綱という意味の言葉です。なので無理やりにつなぎとめているという印象は語源から考えても確かにそうであると感じてしまいます。似たような意味で、我々宗教関係の人間がよく使う言葉に「縁」というものがあります。こちらの言葉はどのように感じられますか?どことなく柔らかい印象があるのではないでしょうか?どちらの言葉も普段使うことがあるとは思いますが、改めて考えてみると縁という言葉は「ご縁がある」と使うように自然と結びついていることに気づくことができるのではないでしょうか。普段から昼食を食べる前後に言っている食前・食後の言葉にもあるように多くの命によって尊いお恵みを頂いている、ありとあらゆるものとつながりあっていることこそ「縁」があるということだと思います。今自分の周りにいる人たちともかけがえのない尊い縁によってつながっているのだと考えられますね。

今までの先生方の法話を振り返ってみて心に残っているお話はありましたか?今年聞いたお話もふとした時に思い返してみると、その時に気づけなかったことに気づけるかもしれませんね。今この瞬間を過ごすことのできている縁を大切にしてください。

2/13 講堂仏参 2023年02月13日(月)17時42分

 今週は高校2年生が研修旅行へでかけるため、登校するのは中学生と高校1年生のみとなり、校内はいつもよりも少しひっそりとしています。
 中学生はいつも通り講堂仏参で一週間を始めました。本日の講師は、宗教科の石川真也先生です。

ファイル 1660-1.jpg

 石川先生は今月の言葉から、心の眼、心眼とは、話されました。今月の言葉は、「×より○がよく見える『心の眼』を大切に」というものです。2月ももう半ばなので、皆さんも一度はこの言葉について考えてみたことでしょう。心の眼とは、ありのままに受け入れられる、まさに仏さまの眼のことです。

 ものごとを見たり、考えたりする時、人間はとかくフィルターを通して見てしまいがちです。このフィルターとは、それまでの経験によって作り上げたものです。大人になればなるほど、ありのままにものをみるのが難しくなってしまいます。たとえば、とパズルのようなクイズを紹介されました。「丸い点が3×3という状態で並んでいます。これらを一筆書きによって4本の直線でどうすれば繋げるでしょう?」この問を考える時、何気なく丸い点の並んでいるすぐ外側に枠を設定しがちで、解けなくなってしまいます。しかし、その枠にとらわれずに大きく捉えれば、4本の直線で一筆書きできるのです。さらに、丸い点をある程度広い面積を持つ、ととらえれば3本の直線でも一筆書きできるのです。勝手な枠や思い込みが、ありのままにものごとをとらえることを妨げてしまう、わかりやすい具体例でした。
 人に対するときにも、同じように思い込みや先入観を持っていませんか?ある面のみで決めつけるのではなく、ありのままに人に対することが出来る心の眼を持ちたいものです。

涅槃会 2023年02月08日(水)14時00分

本日、中学・高1・高2学年が講堂に集まり、涅槃会が行われました。
涅槃会とは、80歳でこの世を去られたお釈迦さまを偲(しの)び、
またお釈迦さまの説かれた教えに耳を傾ける行事です。

本日は、浄土真宗本願寺派布教使の藤澤彰祐先生のご法話を拝聴いた
しました。

ファイル 1659-1.jpg
お釈迦さまが弟子の一人であったシュローナを諭されたエピソードを
通して、「あなたにできることを精一杯やりなさい」という大切なメ
ッセージをみんなに伝えてくださいました。

ファイル 1659-2.jpg ファイル 1659-3.jpg

本日の「涅槃会」を以て今年度の宗教行事はすべて終了です。

宗教行事は本校の「根幹」となる行事です。
在学中、多くのことを学べる大切な機会です。行事の大切さをしっか
りと理解し、様々なお話を通して心を磨き、成長してください。
君たちのこれからの人生をきっと豊かにしてくれるはずです。

English Day!! 2023年02月07日(火)16時00分

本日、English Dayが開催されました。

ファイル 1658-1.jpg
これまでの授業で学んだ英語を使ってそれぞれの学年、クラスが発表
を行いました。クイズや歌、笑いに真剣なディベート、中でも聴衆者
を巻き込んでの3年生のディベートは秀逸でした。

ファイル 1658-2.jpg ファイル 1658-3.jpg
つたないところもありましたが、いつもとは違ったみんなの「表情」
が見られてとても良かったと思います。行事を通して英語学習を楽しんでいる様子や真剣に取り組んだ様子がしっかりと伝わってきました。さすが平安中学生!

ファイル 1658-4.jpg

2/6 講堂仏参 2023年02月06日(月)15時10分

今週は月曜日のみ通常授業で、火曜日には平安中学校三大行事の一つ「English Day」があります。また水曜日は宗教行事の一つ、お釈迦様がなくなった日である涅槃会を執り行います。その後は高校受験のため自宅学習日となり、学校はお休みとなります。生徒の皆さんは自宅学習日だからと遊んでばかりいるのではなく、3年生は自校進だからと油断せずに受験勉強を、1・2年生は今月末に行われる学年末考査へとむけてしっかりと勉強をしてください。

さて今週は終わりはいつもとは異なりますが、始まりはいつもと変わらず講堂仏参からです。

ファイル 1657-1.jpg

今週の法話は中2-2副担任の釘尾先生です。
釘尾先生は大学を出てすぐに平安中学校に来たわけではなく、最初は福岡の学校に勤められていました。その学校をやめるときに当時の学校の教頭からもらった文集があり、その中に「三配り(みくばり)」という言葉が載っていました。三配りとは“目配り・気配り・心配り”のことを言います。第一の目配りとはただ見ているだけではなく、注意して周囲のことを見ていることです。気配りは言わずもがなですが、相手の行動を読み手助けをすることです。最後の心配りとは相手の立場になって考えられる、相手を思い寄り添うことを表しています。お店で注文をするときに、人の様子をしっかりと見ていて注文が決まったと思ったときに呼ばれずとも聞きに来たという経験をされた方も多いのではないでしょうか?ほかにも先日の大雪で電車が遅延したときにアナウンスで受験生に対して、遅れても受験できるように対応させてもらうので安心してくださいと流れたというニュースも耳にしました。これらのことはすべてこの三配りに関係していることなのではないでしょうか。皆さんもこの言葉を忘れずに周囲をしっかりと見て何をすると喜ばれるか、どういったことをすると都合が悪いのかを考えて行動をするようにしてください。

校内展示のご案内 2023年02月03日(金)12時16分

ファイル 1656-1.jpgファイル 1656-2.jpgファイル 1656-3.jpgファイル 1656-4.jpg

先月より、校内におきまして学習成果発表の展示を行っております。
本館入り口では、中1の総合学習で作成しましたSDGsの啓発ポスター、本館3階講堂前では中1~中3の書写で取り組みました書き初め(選抜)の展示をしています。

2月7日(火)には「English day」があります。保護者の方におかれましてはご来校の際に是非とも展示もご覧になっていただきたく、ご案内いたします。

中1 総合的な学習の時間 2023年01月31日(火)16時50分

中学1年生では、総合的な学習の時間の取り組みとして、
「SDGsについて知る」ために、興味関心のある目標について調べていました。
どのような問題が起きているのかをまずは自分が知り、さらに他の人たちにも知ってもらうためにポスターを作成してプレゼンをします。

ファイル 1655-1.pngファイル 1655-2.png

1月17日と24日の2回に分けて教室で発表をしました。

聴き手は項目ごとに点数をつけ、さらには良い点などをコメントしています。

最も評価された3つの班は1年生の代表として、2月14日に講堂で発表します!!


また2月末まで、1階の玄関にすべての班のポスターを掲示しています。

ファイル 1655-3.pngファイル 1655-4.png

1/30 講堂仏参 2023年01月30日(月)17時08分

 今週は2月となり節分を迎え、1年で一番寒い時期を迎えます。降雪は見られませんでしたが、空気はとても冷たく感じられました。春が待ち遠しいです。
本日も講堂仏参が行われました。ご講師は中学3年1組の副担任で数学科の中村定人先生です。

 昨年11月、FIFA ワールドカップ カタール大会でのドーハの歓喜については皆さんの多くが覚えていることと思いますが、皆さんが生まれる前の1993年に起こった、「ドーハの悲劇」について話してくださいました。FIFA ワールドカップ アメリカ大会への出場を目指した日本はグループ1位。しかし、そのグループでは5チームに出場の可能性が残されている、という僅差の状況でした。日本の対戦相手イラクの意表を突くコーナーキックからの攻撃により、90分17秒という時点でイラクのゴールが決まって日本は出場を逃しました。あともう少ししのげば出場できたのにという敗戦の悲劇が「ドーハの悲劇」と呼ばれています。ピッチでその瞬間を経験した選手のひとりが森保一氏でした。昨年のカタール大会で日本チームを率いた森保監督です。森保監督は「新しい景色」という言葉を使って、ワールドカップベスト8を目前にした状況を表現されました。その時、その時をそれぞれが一生懸命に生きているけれど、長い目で見ると、また違ったように見えるのではないか、と中村先生は指摘されました。

 平安ももうすぐ150周年を迎えます。平安の時間もその時その時と繋いでいます。みんな当事者として、瞬間を繋いでいきましょう。