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1/23 講堂仏参 2023年01月23日(月)18時35分

皆さん年末年始はどのようにお過ごしでしたか?平安中学校では先週入学試験が行われ、次年度に入学する生徒たちが一生懸命試験に臨んでいる姿が見られました。3学期は休みが多く、自身で勉強をする習慣をつけなければ学年末考査でしっかりと点数をとることができません。有終の美を飾れるように万全の態勢で試験に臨めるようにしてください。

さて、本日は2023年になって初めての講堂仏参でした。
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今回は中学1-3の副担任である北川先生のお話でした。
北川先生はもともとはCA志望であったが大学に通う条件として親と4年制の大学でしか取れない資格を取ることと約束をしていたために、渋々ながらも教員免許を取得したそうです。免許をとっていたので親も教員になるものだと思っていましたが、やはりCAになりたいという夢があきらめきれず、自身のバイト代を使ってスクールに通ったこともあるようです。実際にCAの養成スクールに行ってみると周りにいるほかの生徒がすごくきれいで、英語も流ちょうに話すことができている自分よりも優れた人たちばかりだと感じたそうです。そこからCAという道を進むのではなく、会社員を経て今の教員という職に就かれました。もちろんスクールでは精いっぱい努力をされましたが、思うようにはいかなかったため泣く泣くという結果でした。このように努力をしても必ず報われるという保証はどこにもありませんが、この努力が全くの無駄であるかといわれるとそうではありません。何かの役に立つことも大いにあり得るので、最初から努力をすることは無駄だと決めつけるのではなく一度挑戦をしてみてそれでもだめだった時に捨ててしまうのではなく、自身の1つのスキルとして、頑張ることができた経験として忘れないようにしておいてください。

学力推移調査 2023年01月17日(火)15時00分

第3回の「学力推移調査」を実施しました。難問に苦戦していた人もいたようで
すが、この試験に向けてしっかりと準備、対策をし、自分の成長を感じた人もい
たように思います。
結果(成績)が返却されるのは約1ヶ月先になりますが、問題と解答解説は来週
返却されます。必ず「リトライ」をし、出来なかった問題は「潰して」おくよ
うにしましょう。

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報恩講 2023年01月12日(木)14時00分

報恩講は,宗祖親鸞聖人のなくなられた1月16日前後に行われる法要です。
本校では、親鸞聖人の徳をしのび、その教えを再確認するために行っている
大切な行事です。

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本日は浄土真宗本願寺派布教使の朝山大俊先生のお話を拝聴しました。

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「親鸞聖人の言うことには決して背かない」と言っていた弟子の唯円房が、
親鸞聖人から「千人の人を殺せば、おまえは必ず往生できる」と言われた時、
「千人どころか一人も殺すことはできません」と返答しました。そのとき
親鸞聖人は「おまえが一人すら殺すことができないのは、おまえの中に、殺す
べき縁が整っていないからである」とおっしゃったそうです。

「さるべき業縁もよをせば、いかなるふるまいもすべし」
もしそうせざるをえないような情況に置かれたならば、自分はどんなふるまい
もしかねない、どんなに非道なこともやりかねない、という深い自省のことば
です。親鸞聖人は、そういう自らのあり方を自覚することの大切さを説いてい
ます。
私たちは、たまたま生まれ育った境遇や、現在の生活や人間関係が犯罪を促す
ようなものではないので、今は重罪を犯すことが思いもよらないだけなのです。
もし、考えもおよばないような情況に追いつめられたり、犯罪を引き起こすよ
うな条件が周りにそろってしまったならば、自分も何をしでかすか分からない。
そのような「想像力」(自分の立場に置き換えて考えてみる力)を持って物事を
見ることが大切なのかもしれません。

3学期始業式 2023年01月07日(土)10時20分

今年度から3学期制になり、始業式からのスタートになりました。
良い1年になるように、A(明るく)T(楽しく)M(前向きに)で
1日、1日頑張っていきましょう。

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始業式終了後は外部講師をお招きして情報リテラシーについての講
習を行いました。
SNSへの軽率な投稿によっていかに容易く個人情報が漏れ、しか
もそれがどれほど危険であるかを事例の紹介と共にわかりやすく説
明してくださいました。
「自分は大丈夫」「大したことじゃない」という過小評価(正常性
バイアス)が危険を増幅させていることをしっかりと認識して、ス
マホやタブレットを利用してください。

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2学期終業式・大掃除 2022年12月24日(土)16時00分

本日は2学期の終業式でした。
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校長先生の式辞の最後に、学校に寄せられた一通の手紙について
お話がありました。

「小学生の息子と公園に遊びに行った際、すでにそこにはバスケ
ットボールをしていた平安生の皆さんがいました。どうしようか
と思っていたら、皆さんが息子に声をかけ、仲間に入れてくださ
り、一緒に遊んでくださいました。お友達と遊ぶ機会がなかなか
なく、親子2人で過ごすことが多い中、本当に楽しそうに遊んで
いる息子の顔を見て、平安生の皆さんの優しい心遣いに涙がこぼ
れそうになるほど嬉しく思いました」

聞いていた私たちも胸が熱くなりました。

心温まる話を耳にして、2学期を終えました。

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明日から冬期休暇に入ります。
生活習慣をくずさないように過ごしてください。

12/19講堂仏参 2022年12月19日(月)15時55分

 はやいもので、今週の土曜日には2学期の終業式が行われます。
そのため、中学生にとっては本日の仏参が今年最後となりました。ご講師は本願寺の古賀明徳先生です。

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古賀先生は、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標SDGsに照らした「仏教SDGs」に関わる内容について話されました。
本校でも、食事の前後に食前の言葉と食後の言葉とを唱えています。日本の習慣では、食前に「頂きます」食後に「ご馳走さまでした」と唱えますが、その言葉の意味を考えた事はありますか?「頂きます」の言葉の前には、「尊い命を」と本来ならばつけるべきところで、「尊い命をこれから頂き、命を長らえます。ありがとうございます」という感謝をこめた言葉です。また、「馳走」という言葉は馬に乗って走り回る、という意味で、「この食事のために走り回って頂きありがとうございました。」と、これも感謝をこめた言葉です。つまり、日本では食事の前後にたくさんのお陰様の上で食事ができている、と実感できるのです。
これからも、たくさんの尊い命を頂いていること、ありがたいもてなしによって食事が用意されていること、これらを意識して感謝の念をもって味わいましょう。

中学音楽祭 2022年12月17日(土)16時00分

中学三大行事の一つである音楽祭が開催されました。
ステージで一生懸命歌う姿がとても格好良かったです。
今年は保護者の方々にも当該学年のみではありましたが、
ご観覧いただくことができました。

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たくさんの問題や意見の食い違いなどを乗り越えて迎えた
本番だったと思います。「結果」ももちろん大事ですが、それ
以上に「プロセス」が成長の糧となるのだと思います。

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成長がたくさん見られた音楽祭になりました。
クラスの皆で頑張った時間、何度も何度も歌った曲、そして
「一生懸命に取り組んだ自分」のことをいつまでも忘れないで
いてください。

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音楽祭3日前 2022年12月14日(水)16時00分

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本日も15時までクラス全員で合唱練習です。
明日は早くも音楽祭のリハーサルです。
どのクラスもいよいよ最後の追い込みが始まります。
ここからの「変貌ぶり」を見るのが音楽祭の楽しみの
1つでもあります。自分たちがどこまでやれるのかを
自分たちで確かめてください。頑張れ平安中学生!

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12/12 講堂仏参 2022年12月12日(月)13時10分

期末考査の返却も終了し、もう今週末は音楽祭の本番です。あと5日間をどれだけ練習できるのかを考えてみましょう。

今回と次回の講堂仏参は本願寺の方が法話をしてくださいます。本日のご講師は若林唯人さんです。

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若林さんは「阿弥陀仏は目に見えない光である、赤外線やレントゲンをとるときのX線のような存在です。」とたとえられました。どのような意味であるのか疑問に思われる方も多いと思います。阿弥陀仏も目に見えていないが、赤外線のように暖かく、そしてX線のように体の内面(心)までを見透かしていらっしゃるのです。若林さんは中学校時代にいじめられていたことがあり、そのことを隠して高校生活を送っていたそうです。その中でサッカー部の友人を作り楽しく過ごしていましたが、ある日別のサッカー部の人がすれ違いざまにあいついじめられていたらしいと話しているのを耳にして、友人も知ってしまい、態度が変わるのではないかと恐れていたそうです。しかし、その態度は変わることはなく、今でも年に一度はご飯に言っている仲だそうです。未だにいじめられていたことを知っているのかを聞くことはできていないようですが、いじめられていたことをほかの人が知っていたことに血の気が引いたことと、暖かく接してくれていた友人のことは忘れることができないそうです。若林さんには友人がいてくれましたが、皆さんの周りには阿弥陀仏のように優しく接してくれる人はいるのでしょうか?見渡してみると誰しもが何人か、自分のことをしっかりと見てくれている人がいるはずです。阿弥陀仏もそのうちの一人であるということを忘れないようにしてください。

12/05講堂仏参 2022年12月05日(月)17時57分

本日の仏参は、数学科の岩崎先生のご講話でした。

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 岩崎先生は中学3年生の時の思い出について話してくださいました。
 中2から中3にかけて、生徒会長を務めた岩崎先生は、当時京都の中学校の生徒会長が集まって実施した2泊3日の宿泊研修に参加することになりました。その前日も休暇で青春18切符を利用して一日出かけることにしました。その朝にはお父さんが「乗車代金もあげるから、タクシーで駅まで行ったらどうだ?」と尋ねられました。先生は断り、自転車で出かけて路上駐車をしました。 京都駅から自宅まで帰ろうとしたところ、朝に駐めた自転車が撤去されていたことに気づきました。家に帰ると、長時間にわたりお父さんから「研修も行かなくていい(行くな)!」と、こっぴどく叱られたそうです。翌朝の集合場所で、全体の前で事情を話して謝罪し、撤去された自転車を取りに行き、翌日ひとりで電車に乗って研修に合流して発表されました。楽しみにしていたせっかくの2泊3日の研修会は半分のみの参加となり、最終的には手元に自転車は戻って来ましたが撤去されていました。岩崎先生はこの時、「親の言葉を素直に聞いておけば良かった。そしてよく考えて行動すれば良かった」、と後悔されたそうです。
「まさかこうはならないだろう」、という見通しで行動するのではなく、「もしもの場合も想定して行動することが大切です。行動の際の参考にしてください。」と話して下さいました。