久しぶりの講堂仏参で1日を始めました。本日の仏参講師は1年2組の副担任、国語科の河上先生です。
河上先生は「一期一会」の言葉を引用して、今現在の先生に大きな影響を与えた高校時代の恩師について話されました。その先生は、高校2年生でお世話になった日本史の先生で、授業の課題でノート作りを課されていました。その学年の終わりには進路の方向性を決めなくてはいけない頃となりました。河上先生は進路を決めかねていたところ、廊下でその先生とすれ違いざまに、河上先生のノートがわかりやすいと評判で、内容を見ると文字や言葉、文章に興味があるように思える、と声を掛けられたそうです。その時のその先生の言葉が河上先生の進路方向を決定したそうです。このように、10代、20代に出会った人がその後の人生に影響を及ぼして、後で振り返ったときに「あのとき、あの人との出会いがそうだったんだ!」と気づくことがあります。
人との出会いで大切なのは、初めから人に対して心を閉じてしまわないことです。心を閉じてしまうと、せっかくの出会いなのに行き違ってしまうかもしれません。心の扉を少し開け、相手が入り込める隙間を作った方がいいですよ。と、河上先生は人と出会う時の心がけについて話してくださいました。