学年をしめくくる3学期がいよいよスタートしました。
日々の生活の中で「一生懸命な自分」にたくさん出会ってください。
また、普段と変わらず生活できていることを「有り難い」と感じ、
「今」という時間を大切にしていきましょう。
本日、講堂で第27回龍谷大学付属平安中学校音楽祭が開催されました。
開演時間が少し遅れるというハプニングがありましたが、トップ演奏の
1年生2組が見事な合唱を披露してくれたことで、一気にステージが引
き締まり、後に続く各クラスも見事な"ハーモニー"を奏でてくれました。
各クラス、本番発表までの過程において、様々な問題や深刻なトラブル
があったと思いますが、クラス全体でそれを確かに乗り越え、当日を迎
えたのだと思います。それがしっかりと伝わってきた合唱でした。
「決して平らな道ではなかった けれど確かに歩んできた道だ」
(『栄光の架橋』歌詞より抜粋)
宮田教頭が閉会のあいさつでも述べられた通り、今年の音楽祭には言葉
は必要ありません。皆の素晴らしい一面が随所に存分に出ていた様に思
います。
皆の「思い出の1ページ」として残ってくれればうれしいです。
本日午後、音楽祭のリハーサルを行いました。
どのクラスも「良い感じ」でしたね。本番が非常に楽し
みです。
ここからいよいよ最後の追い込みが始まります。
ここからの「変貌ぶり」を見るのが音楽祭の楽しみの
1つでもあります。最後までやり切ることで「達成感」
を味わってもらいたいと思います。
頑張れ、平安中学生!
11月28日(火)から4日間の日程で実施された期末考査が
本日で終了しました。しっかりと準備して臨めましたか。
本日の仏参のお話は、中2-2副担任の吉岡啓先生でした。
そして、一番大事な力は想像力(イメージする力)であると強調されました。たとえば、国語の文章問題で、作者の意図を想像しながら問題を解いていく。人間は自分の中で想像できていなかったら、難しいと感じる生き物です。また、相手がどういう人物なのかをうかがう際、「知識」を持っているから想像できるのであって、知識を得るためには「経験」が必要だということです。その人と関わることで、「この人はこういうことしそうやな」という経験があるから想像でき、経験することで知識が得られていくという内容でした。
また、ちょっと考えるだけで「これはしていいことか」ということがわかる。こういう行動をしたら、こういう結果につながる。それを繰り返していくことでいろいろな経験を積み、思考能力がついていくのです。吉岡先生は最後に、「先生から注意を受ける際、考えるだけで直せる」とおっしゃいました。
今朝のお話を通して、生徒たちが自分たちの想像力を伸ばしていってくれたらと思います。
「皆さんは時間に余裕を持って行動をすることができていますか?」
このように話されたのは中2-1副担任の佐々木潤子先生です。
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本日の行動への集まり具合も悪く、20分ギリギリに来る生徒や遅れてくる生徒が多くみられました。講堂仏参だからいつもより早く行動をしておくという意識はもちろん大切です。しかし、普段から学校に来る時間に余裕を持っていればいつも通りの行動をするだけで遅くなるという状況は生まれないのではないでしょうか?
今回佐々木先生が時間についてのお話をされたのにはご自身が体験してきたことに、時間の余裕を持つことの大切さを大きく実感することがあったからです。佐々木先生には保育園から高校までずっと共に過ごしてきた幼馴染がいたそうです。何をするにしても幼馴染と一緒に。そんな生活を送っていましたが、あるとき佐々木先生はうまくいかないことが多くなってしまいました。それは中学生で初めてその幼馴染と別のクラスになってしまったときのことです。今まではできていたことに失敗してしまったり、できないことが多くなってしまいました。佐々木先生は当時それほどテキパキと行動をするタイプではなく、どちらかというとギリギリになって初めて動くという性格でした。一方その幼馴染はいつでも先を見通して余裕を持った行動をする、佐々木先生とは真逆のタイプでした。何をするにしてもその幼馴染が引っ張ってくれて、進路なども真似をしていたそうです。しかしそんな存在の幼馴染が別のクラスになってしまい、自身で行動をしなくなった結果が何事もうまくいかなくなってしまうというものだったのです。幼馴染の存在がどれだけ自分のことを助けてくれているのかを実感した瞬間でもありました。そのことに気づけても本来の性格を変えることはなかなかうまくいくものではなく、高校3年生になって進路を考えるときにも元より薬剤師になりたいと考えていた幼馴染の考えに触発されて佐々木先生自身も薬学部を目指しましたが、従来より勉強していた幼馴染は無事に合格し、進路を聞いてから勉強を始めた佐々木先生は残念ながら不合格となってしまい別々の道を歩むことになりました。
このような苦い経験から、佐々木先生は前もって準備すること・時間に余裕を持った行動をすることの大切さをひしひしと感じとられました。こういった考えは自身で体験してみないとなかなか意識できないものですが、他者の経験を聞くことで自分自身を見つめなおすきっかけになるのではないでしょうか?これこそが講堂仏参でいろいろな先生のお話を聞くことのメリットだと考えられます。皆さんも今一度今までのお話を振り返ってみて、改めて自身を振り返ってみてはいかがでしょうか?
今月末には期末考査も実施されます。今までの反省を活かしてどんな行動をすればよいかを考えられるようになりましょう。
本日のお話は、中1-3副担任の牧野先生でした。今まで仏参で話されたことを、少しずつ混ぜた内容でした。牧野先生は、最初に「自分の脈は平常いくつぐらいか」と生徒たちに質問され、1分間脈を測り始めました。
そして、生徒たちも1分間靜かに脈を測っていました。個人差はありますが、平常だと60~70回。その回数によって、自分の気持ちや体調に現れるそうです。
次に、『ゾウの時間 ネズミの時間』という本を紹介されました。その本の中に「人間よりも身体の小さい生き物(犬や猫など)は体温が高い」にあり、犬や猫も体温が高いとのこと。その犬や猫ですが、犬をペットとして買っている人が減り、猫を飼っている人が多いそうです。以前から行きたいと思って訪れた猫カフェで、牧野先生はスタッフの方から「今の日本の社会が反映しており、お年寄りが増えているのが原因」だということを聞かされました。そのような点から、散歩が必要な犬よりも、家で飼える猫の方をペットに選ぶ傾向にあるようです。
さらに『ゾウの時間 ネズミの時間』には、犬や猫は我々人間よりも脈がすごく早いことが記載されているとのこと。10~15年で亡くなっていく犬や猫などのペットたちに対し、「僕らからすれば、先に亡くなって寂しいな」と思うが、動物たちからしてみれば、十分な寿命を終えている。我々がこう思っているからといって、犬や猫からしたらそう思っていないかもしれない。牧野先生が一番伝えたかったことは、「自分がそう思っている(見えている)からといって、相手は必ずしもそうじゃないということです。そういうことを少しでも考えられたら、まわりに少しでも優しくできるのではないか」ということでした。
今朝のお話を聞いて、生徒たちが牧野先生のメッセージをしっかり受け止めてくれたらと思います。