考古学部 日誌
日付:10月31日木曜日 参加者:全員 記入者:1年
本日の内容
本日は前回に引き続き、見学会についてのプランを立てました。後日の考古学部ブログにて、その時の様子や部員の感想などをお届けしたいと考えておりますのでお楽しみに!
・・・ということで、本日は部員の「ちょっと聞いてほしい、考古学の話」を部内で共有しました。
先日、高槻市(大阪府)にある今城塚古墳へ見学に行きました。今城塚古墳は埴輪祭祀区が見つかったことで有名です。が、今回の話題はそのことではありません!(もちろん魅力いっぱいで話したいのも山々ですが・・・)今回の話題の中心は、「今城塚古代歴史博物館」内に展示されていた、とある鏡です。
こちらの博物館では今城塚古墳で出土した遺物だけではなく、その周辺の古墳で出土した遺物も展示されています。その中でも特に目を引くのが写真の銅鏡です。安満宮山古墳(高槻市)で出土した「方格規矩四神鏡(ほうかくきくししんきょう)」という鏡です。この鏡、ただの銅鏡では無いのです。なんと、卑弥呼が魏(今の中国)から授けられた鏡だと言われているのです!この鏡に刻まれている「青龍三年」という年が卑弥呼の活躍時期とぴったり一致するのだそう・・・邪馬台国の所在地をめぐる議論に一石を投じたこの銅鏡。もうじき展示期間が終了するそうです(もったいない・・・)。本物が展示されている間に、ぜひ、今城塚古代歴史博物館に足を運んでみてください!